学校の科目は大人になってどのように役立つのか？意識調査結果

大人になって役立った学校の科目ランキング

株式会社R&Gが実施した調査によると、20代以上の499名に「大人になって役立った科目」について尋ねたところ、92.4%が役立った科目があると回答しました。本記事ではそのランキングと背景について詳しく見ていきます。

調査概要

- 調査対象: 20代以上の全国男女
- 調査期間: 2024年12月24日〜27日
- 調査方法: インターネットによる任意回答
- 有効回答数: 499人（男女比率：327人女性、172人男性）

役立った科目ランキング

1. 算数・数学（28.7%）
2. 国語（25.9%）
3. 英語（15.4%）

1位: 算数・数学

押し寄せる意見の中で一番多かったのが、算数・数学の重要性です。多くの人が数学を学ぶ過程で得られる計算や論理的思考が、日常生活や仕事で役立っていると述べました。30代女性の「日常の中で計算することが多いので、数字に苦手意識がなくてよかった」という声や、50代男性の「数字に基づく論理的な考え方を仕事でも生かせている」という体験談が象徴しています。

2位: 国語

国語の力は、社会に出るとますます大切になることが多いようです。30代男性が「漢字の読み書きは重要」と考えているように、正しい言葉を使えることが信頼につながるのだそうです。また、文章の理解力といったコミュニケーション能力が高まる効果もあります。

3位: 英語

グローバル化が進む時代において、英語の必要性が高まっています。特に海外とのビジネスや旅行に役立つ知識を得たと感じている人が多く、40代女性のように「基礎を学んでおくことが良かった」という意見が多くありました。

必修にして欲しい科目

さらに、今後必修化して欲しい科目として「お金関連（金融・投資・経済・税）」が挙げられました。46.7%の人がこの知識の重要性を認識しており、「知らないと損をする」といった声が目立ちました。

このほかにも、情報化社会におけるメディアリテラシーやAI関連、法律教育の必要性も論じられ、現代に即した学びの必要性が求められています。特にインターネットの普及に伴い、デジタルリテラシーの向上が重要です。

結論

この調査結果を見ると、基本的な学力が大人になってからどれほど社会で役立つかが明らかになりました。特に算数、国語、英語といった科目が基盤になり、生活や仕事にとても重要であることが示されています。教科書に載っていない学びの重要性や、今後の教育カリキュラムの実施方法について考えさせられます。

蓑手章吾氏の考察

教育における必要な知識の不足が指摘されており、特に視野を広げるための基盤教育の重要性が挙げられました。現代の子どもたちが感じる学校教育とのギャップについて、教育改革の必要性を提言されています。このように、ただ座って学ぶ教育スタイルだけでなく、自ら興味を持ち、多様な学び方を選択することが求められます。