扶桑ゴム産業、ゴムシート簡単注文システム「eカット」を新設

株式会社扶桑ゴム産業が「eカット」を開設

広島県広島市に本社を置く株式会社扶桑ゴム産業が、2011年に新たなオンラインサービス「eカット」を開始しました。このサービスは、工業用ゴムやスポンジシートの買い手がネット上で容易に加工注文を行えるという画期的なシステムです。これまで、一般向けのゴムシート加工には多くの手間がかかり、特に初心者にとっては煩雑な作業でありましたが、「eカット」によりその障壁が大きく低くなります。

「eカット」の特徴

「eカット」は、ユーザーが画面上で12種類の形状を選びたいサイズを設定することにより、自動見積もりと注文が可能なシステムです。これにより初めての方でも操作しやすいインターフェースが採用されています。さらに、利用者は12種類のゴム材料からも選ぶことができ、穴加工が必要な方への対応もしています。自動生成されるPDFの見積書により、商談がさらにスムーズに行えます。

このシステムの導入は、ゴム業界にとって初めての試みとなります。業界の専門知識がなくとも、手軽に自分の必要とするゴムシートを注文できるため、さまざまなユーザーにとって魅力的な選択肢となることでしょう。

ゴム通とは

「eカット」の背景としてあるのが、2009年にオープンした「ゴム通」です。このオンラインストアは工業用ゴムやスポンジ素材の通販サイトであり、1300アイテムもの豊富な品揃えを誇っています。企業から教育機関、そして一般ユーザーに至るまで、多様なニーズに応えており、分かりやすい情報提供が評価されています。

業界への影響

こうしたインターネットを活用した新機軸は、今後のゴム業界においても大きな影響をもたらすと考えられます。これまでのように専門知識を持たないユーザーが気軽にアクセスできることで、新たな市場が開かれる可能性があります。また、従来の受発注の流れを変革し、より効率的なビジネス運営が期待されます。

会社概要

株式会社扶桑ゴム産業は、1957年に設立され、現在は広島市南区に本社を構えています。代表取締役の田村雅春氏のもと、工業用ゴムやスポンジの精密加工業に注力しつつ、「ゴム通」の運営を通じて広く市場に貢献しています。今後も新しいサービスの展開が期待される企業です。

【公式サイト】扶桑ゴム産業
【「eカット」ページ】eカット

このような革新的な取り組みを通じて、業界がどのように変わっていくのか、今後の動向に注目です。