山形県西川町でのJENESYS同窓生学生会議
2025年3月22日から23日にかけて、山形県西川町で特別なイベントが開催されます。それが「JENESYS2024 SAARC同窓生学生会議」です。この会議は、日本に滞在中のSAARC諸国(南西アジア地域)の若者と日本人学生が集まり、共通の地域課題について議論を行う貴重な機会です。
アジアの未来を担う若者たち
この会議の主なテーマは「地域のグローバル人材活用」です。特に、975年から2022年度のJENESYSプログラムに参加した大学院生や社会人が対象となるため、参加者たちは様々な国々での経験を持つ意欲的な人材です。彼らが交流することで、未来のアジア地域の発展に向けた具体的なビジョンやアクションプランを創出することを目指しています。
プログラムの詳細
会議は2日間のプログラムで構成されており、初日は山形県内でのオリエンテーションや現地の伝統的な文化に触れる視察が行われます。特に、月山ゆずりはの会との交流を通じて、地域特有の生業に対する理解を深めます。また、自然と匠の伝承館での交流を通じて、地域の工芸や伝統を学ぶことができます。
二日目には、五色沼の散策を行い、その後に行うワークショップでは、地域創生やグローバルな人材育成に焦点を当てる予定です。最後に、参加者はこれまでの議論を元に報告会を実施し、それぞれの成果を共有します。
地域とのつながり
本プログラムでは、山形県西川町が持つ豪雪地域ならではの特性を活かし、新しい働き方のビジョン、いわゆる「ナリワイ」を創造することも重要な目的の一つです。若者たちの視点から地域の課題に向き合うことで、地域発展につながる新たなアイデアを生み出すことが期待されています。
日本・アジア間の架け橋
この会議は、外務省が推進する「対日理解促進交流プログラム」の一環でもあります。SAARC諸国の同窓生が集まることで、自国の文化や考え方をシェアし、国際的な人脈づくりへとつながっていくことでしょう。日本とアジアの若者たちが持つ未来へのビジョンは、まさに今後の国際交流の基盤となることでしょう。
参加者への期待
この会議に参加することができるのは、過去にJENESYSプログラムに参加した同窓生5名と、地域創生や人材育成に関心を持つ日本人学生9名です。このような多様なバックグラウンドの参加者が集まることで、活発なディスカッションが生まれることが期待されます。
若者たちが未来のアジアを共に考え、新しいビジョンを描くこの機会を是非見逃さないでください。国際交流を通じて得られる貴重な経験は、参加者たちの今後の人生において大きな資産となるでしょう。
詳細や参加お申し込みについては、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)の公式ウェブサイトをご覧ください。