九州のイオン店舗で開始する新たな資源循環サービス「PASSTO」とは

九州における資源循環サービス「PASSTO」導入

2024年9月2日、九州内の「イオン」と「イオンスタイル」の42店舗で新しい資源循環サービス「PASSTO」が開始されます。このサービスでは、家庭から出る不要品の回収を行い、再利用可能な商品の選別やリサイクルを実施します。これにより、より持続可能な社会の構築を目指します。

「PASSTO」とはどのようなサービス？

「PASSTO」は、不要品を回収し、その後適切に選別して再利用やリサイクルを行うことを目的にしたサービスです。これは、株式会社ECOMMITにより提供され、循環型社会の実現に向けた重要なアプローチとなっています。
「PASS TO」という言葉を短縮した造語であり、「次の人に渡す」「未来に渡す」という意味が込められています。このサービスを通じて、生活者が資源循環に参加しやすくなることを目指しています。

具体的な導入店舗と実施内容

導入が開始される42店舗では、衣類、雑貨、ホビー用品の不要品回収が行われます。具体的には、以下のような内容となります：

- 衣類の回収対象の店舗は23店舗です。これには、佐賀県の「イオン唐津店」、長崎県の「イオン大村店」、熊本県の「イオン熊本店」などが含まれます。
- 雑貨・ホビー用品の回収は42店舗で実施され、福岡県の「イオン福岡店」や鹿児島県の「イオン鹿児島中央店」がその例です。

回収場所には「PASSTOのボックス」が設置されており、家庭から持ち込まれた不要品はこのボックスに投函されます。その後、回収された品は国内外でリユース商品として再流通され、再利用が難しいものはリサイクルパートナーを通じて再資源化されます。

どのようなものを回収できるのか

回収できるのは、衣類全般（洗濯してから持参する必要があります）、雑貨（カバン、ベルト、財布など）、ホビー用品（ゲームソフト、ぬいぐるみなど）です。一方で、靴や汚れがひどいもの、破損した品などは回収の対象外となります。

ECOMMITの役割とビジョン

ECOMMITは、鹿児島県薩摩川内市に本社を置く企業で、不要品の回収・選別・再流通を一貫して行う体制を整えています。全国に自社の循環センターを持ち、必要なインフラを構築して廃棄物の削減に貢献しています。また、自社開発のトレーサビリティシステムを用いて、企業や自治体がサステナビリティ推進に活用できるサービスを提供しています。