再生板紙構法で展示会の未来を切り開く
展示会の終了後、多くのブースが木材として廃棄される現状が続いています。この廃棄物は年間で約2万トンに及び、環境問題としても注目を浴びています。そこで注目されているのが、スーパーペンギン株式会社が提案する「再生板紙構法」です。
1. 再生板紙構法とは?
この新しい構法は、木材を再生板紙に置き換えることで、展示会ブースを制作する際の木材廃棄量を削減するという試みです。2025年に初めてプロトタイプが発表されたこの技術が、2026年1月21日から23日まで横浜で開催される「SCビジネスフェア2026」で正式に実装されることになりました。
再生板紙を使用することで、外観は従来の木工ブースと変わらず、職人の作業工程もほとんどそのまま維持することができるとのこと。これは業界にとって大きな進展と言えるでしょう。
2. 木材廃棄量ゼロを目指して
この新構法の最大の目的は、展示会業界における木材廃棄量を限りなくゼロにすることです。これまでの対策は「木工ブースそのものを排除する」ものでしたが、再生板紙構法はその発想を転換し、木工による展示ブースの形状やデザインはそのままに、素材だけをサステナブルな再生素材に変えるという方法です。
スーパーペンギンの代表、竹村尚久氏は、展示会の設営や撤去の際に大量に廃棄される木材を目の当たりにして、強い問題意識を抱いてきました。彼の思いは、この再生板紙構法に込められています。竹村氏は「一社だけで限界を感じているため、同業他社とも連携してこの取り組みを広げて行きたい」と語ります。
3. 試行実装の意義
今回、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が再生板紙構法を用いたブースを採用することが決まりました。これにより、実験段階を経て、この新しい技術が業界全体に普及するには大きな一歩となります。出展者としての実装は日本初の試みである点も、特筆すべきポイントです。
業界全体でこの構法が広がれば、木材廃棄の問題を根本から解決する可能性があります。再生板紙構法は、見た目の変化なしに、持続可能なブースデザインの実現を目指しています。
4. 展示会参加のすすめ
「SCビジネスフェア2026」は、ビジネス商談の場としても注目です。会場には再生板紙構法を取り入れたブースが出展されます。訪れることで、新たな可能性を感じられるかもしれません。皆さんもぜひこの機会に参加して、実物を見てください。
5. 今後の展望
展示会業界は、今後ますます環境への配慮が求められるでしょう。外部からのプレッシャーも高まる中で、再生板紙構法の普及が進むことで、業界全体が持続可能な進化を遂げていくことが大いに期待されます。サステナブルな展示会ブースの普及が加速すれば、未来の環境問題に対する解決策にもつながることでしょう。
スーパーペンギンが提唱する再生板紙構法は、展示会業界に新たな風を吹き込む重要な取り組みです。これからの展示会文化の発展のためにも、ぜひ応援したいですね。