年末の大掃除が迫る中、多くの家庭で不要品が出てくる季節がやってきました。そんな今、特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)とブックオフコーポレーションが手を組み、特別な寄付キャンペーン「キモチと。」を実施しています。このキャンペーンは、捨てるはずだった物品を寄付することで、国際協力に直接貢献できるというユニークな試みです。
キャンペーン概要
このキャンペーンは、2024年11月1日から12月31日までの期間限定で行われ、寄付プロセスは非常にシンプルです。専用の申し込みフォームから手続きを行い、送付する物品を梱包して集荷の予約をすれば、指定した場所で無料回収をしてもらえます(沖縄や一部離島を除く)。対象となるアイテムは幅広く、本やCD、DVD、ゲーム、おもちゃ、さらには貴金属やブランド品、小型の調理家電、アウトドア用品等、様々な品が寄付対象となっています。
参加方法と寄付の流れ
手続きは非常に手軽で、査定が1円以上となった寄付者には、JVCが領収書を郵送してくれるため、寄付金控除の対象にもなります。また、店舗への持ち込みはできないため、必ず専用ページから集荷を予約してください。寄付することで得られる税の優遇措置は、特に年末の寄付月間にも重なるため、多くの人にとって助けになる仕組みです。
JVCの国際支援プログラム
JVCは、パレスチナやスーダン、ラオスなどで様々な国際支援活動を展開しています。彼らの目標は、地域住民が自らの力で未来を切り開けるよう支援することで、教育や職業訓練の提供、女性のエンパワメント、自然資源の保全など幅広い活動を行っています。その一環として、パレスチナ・ガザでは今、必要不可欠な緊急支援にも取り組んでいます。
例えば、スーダンの子供たち支援プログラムでは、約500円で一人の子供の学用品を支援できるという、非常に効率的でダイレクトな支援が可能です。紛争の影響を受ける子供たちのために補習校を運営し、教育の基盤作りを行うことが、その後の生活の選択肢を広げる手助けとなっています。
大掃除を利用した寄付の意義
年末の大掃除の際、出てきた不要品を捨てるのではなく、誰かの役に立てる機会として捉えることで、具体的な貢献につながります。この「寄付月間(12月)」に合わせて、多くの人々が参加できるこのキャンペーンは、自己の不要品が他者の希望に変わる瞬間を提供します。是非、家の片付けをしながら、少しでも世界のために貢献してみてはいかがでしょうか。
最後に
この機会に、寄付を通じてより良い未来を作るための一助となりましょう。地域に回収箱を設置して協力してくれる施設も募集中で、さらなる広がりが期待されているこのプロジェクト。皆様のご参加を心よりお待ちしています。