地域密着型不動産の新たな挑戦、フジハウジングと加須不動産の業務提携

新たな業務提携で地域貢献を目指す

久喜市と加須市に位置する不動産会社、株式会社フジハウジングと株式会社加須不動産が、M及びA（合併と買収）を通じた業務資本提携を行うことを発表しました。この提携は、両社が持つ地域密着の理念をもとに、さらなる地域への貢献を意義として掲げています。

フジハウジングと加須不動産の基本情報

株式会社フジハウジングは、創業以来40年を超え、久喜市を中心に不動産開発や運営、さらには太陽光発電事業まで多岐にわたって業務を行ってきました。特に分譲地開発や賃貸管理など、地域密着型のサービスを展開し、2019年には地域貢献として寄付行為を行い、天皇陛下から紺綬褒章の授与まで受けた実績があります。

一方、加須不動産は、その誕生から50年以上が経過し、地域の顧客との信頼関係を深めながら賃貸管理を主な業務として成長してきました。顧客と共に歩み続けたこの2社は、互いの理念やビジョンが非常に親和性の高いものであることから、今回の提携に至ったのです。

提携の内容と期待される効果

今後は、フジハウジングが持つDX（デジタルトランスフォーメーション）のノウハウを加須不動産に導入し、事業の効率化やコスト削減を図ることが計画されています。具体的には、不動産管理業務をデジタル化し、基幹システムの刷新を行うほか、親子会社間での経営統合によって業務を最適化し、顧客提案の幅を広げることを目指します。

さらに、社内環境の改善にも注力し、クラウドベースでのリモートワークなどのニューノーマルな働き方を推進。これにより、より良い労働環境を提供し、従業員の定着率や働きやすさ向上が期待されています。

地域へのさらなる貢献

この提携によって、フジハウジングは加須不動産の強みを活かしつつ、地域における建設事業の拡大も視野に入れています。特定建設業のの許可を持つフジハウジングと、賃貸管理に特化した加須不動産が協力することで、地域の皆さんに愛されるサービスをこれからも提供していきます。

両社は、強固なパートナーシップを築くことで、地域貢献の在り方を新たにしていくことでしょう。その結果、地域の活性化やさらなるサービスクオリティの向上が期待されます。今後の両社の展開に、大いに注目したいと思います。