日本企業がアメリカで成功するための戦略
新刊『ワシントン・ゲーム』が、独自の視点から日本企業がアメリカで成功するための戦略を提示しています。本書の著者である海野有里氏は、ワシントンで唯一の日本人ロビイストとして、長年にわたりアメリカの政治やビジネスの舞台に携わってきました。その経験を基に、アメリカのロビー活動の実態や日本企業が持つ可能性について明快に解説しています。
ロビー活動の重要性
アメリカにおけるロビー活動は、政治とビジネスを結びつける上で極めて重要です。企業や業界団体は、大統領選挙の際から候補者の政策を分析し、自社の利益を守るためにアプローチを行います。実際、ワシントンには約12,000人ものロビイストが存在し、立法過程の主役は実は大統領ではなく議会であることも、本書で明らかにされます。
日本企業は対米投資でナンバーワンの地位にありますが、このポジションを活かしきれていないのが現状です。著者は、日本企業が「謙虚すぎる」ために、アメリカへの経済貢献を積極的にアピールできていない点を指摘しています。彼らは、どのようにしてアメリカの政策形成に影響を与えるか、その方法を知りたがっています。
日本企業の事例
具体的な事例として、テキサスに400社以上の日本企業が展開していることが紹介されており、これらの企業がロビー活動を通じて政府や議会にどのように関わることができるのか、具体的な戦略が求められています。また、AI産業の競争力向上のための対米エネルギー投資や、レアアース供給確保に向けた日米二国間合意についても触れられています。
著者のプロフィール
海野有里氏は、ペン・クオーター・コンサルティングの代表を務めており、米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)の客員研究員でもあります。ジョージ・ワシントン大学の大学院を修了後、投資コンサルティング会社やトヨタの政府渉外部門で25年間の経験を積み、アメリカでの事業展開に深く関与してきました。2024年にはトヨタを退職し、以後は自身の経験を生かしてアドバイザリーを提供しています。彼の初の著書となる本書は、まさに日本企業がグローバル市場で成功するための道標となるでしょう。
書籍情報
- - 書名:『ワシントン・ゲーム』
- - 定価:1,155円(税込)
- - 発行:扶桑社
- - 発売日:2026年11月2日(月)
- - ISBN:9784594103040
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