環境配慮型事務所ビル
2021-03-23 09:19:11

大坂の新たなシンボル:環境配慮型事務所ビルが誕生

大坂の新たなシンボル:環境配慮型事務所ビルが誕生



株式会社ヒラカワが、新たに建て替えた本社社屋が「おおさか環境にやさしい建築賞」で『大阪市長賞』を受賞しました。このプロジェクトは、自然豊かな淀川沿いに位置し、次の100年を見据えた意義深い取り組みとなっています。この新しいオフィスビルは、汎用性の高い技術の組み合わせにより、驚異的な省エネルギーとCO2削減を実現しています。

受賞歴と評価


新社屋は、国土交通省が推進する「平成30年度 サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」としても採択されており、BELS評価では最高ランクの5つ星、CASBEE評価でも最高のSランクを獲得しています。これにより、同社の取り組みが認められ、多くの期待が寄せられています。

設計のイノベーション


環境配慮の取組み


本社社屋は延べ床面積が約2,000平方メートルというコンパクトなサイズながら、以下のような多様な環境配慮の施策が採用されています:
  • - 高断熱化された屋根や外壁
  • - 潜熱回収温水器を用いたエネルギー効率の向上
  • - 停電対応型高効率ガスヒートポンプエアコン(GHPエグゼア)
  • - 自然風を活かした換気システム

これらの技術の導入により、エネルギー使用量は省エネ基準の52%減を実現しました。

BCP対策も万全


立地条件を考慮して、淀川の氾濫に備えた対策も講じられています。建物の階高を確保し、停電時にはGHPから館内への電力供給が可能な設計が施されています。これにより、災害時にも安心して利用できるオフィス環境が整っています。

外観と内装のデザイン


自然と調和した美しいデザイン


北側外観は、ボリュームを分節し色彩を考えたデザインが施され、周囲への圧迫感が軽減されています。また、エントランスには旧本社の歴史を感じさせるレンガ調タイルが使用されています。これにより、地域とのつながりを重視した美しい外観が実現されています。

快適な執務空間


内部には快適な執務空間を考慮し、南北の窓には網戸が設置され、自然通風が可能な配慮がなされています。また、全熱交換器やシーリングファンが導入され、室内環境の快適さを確保しています。

先端技術の導入


潜熱回収温水器とGHPエアコン


優れたエネルギー効率を実現するため、株式会社ヒラカワが開発した潜熱回収温水器「UltraGasシリーズ」は、従来の温水ヒーターに比べ燃料使用量やCO2排出量を15%以上削減しています。

また、停電対応型高効率ガスヒートポンプエアコン「GHPエグゼア」は、通常時には自ら発電した電力を利用し、停電時もバッテリーで稼働を続けることができます。このように、実用的な技術とデザインが融合した新たなオフィスが誕生しました。

まとめ


株式会社ヒラカワの新本社社屋は、先進的なデザインと環境への配慮が両立した見事な建築物であり、受賞歴からもその評価が伺えます。今後もこのような取り組みが広がっていくことを期待しています。

会社情報

会社名
関西ビジネスインフォメーション株式会社
住所
大阪府大阪市北区中之島3-2-18住友中之島ビル7F
電話番号
06-4803-2200

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