NECネッツエスアイが取り組むグリーンスチール活用によるカーボンニュートラル実現の道

NECネッツエスアイのグリーンスチール活用プロジェクト

NECネッツエスアイ株式会社は、環境問題に真剣に取り組む姿勢を示しています。具体的には、東京製鐵及び大栄製作所との連携により、グリーンスチールの活用を始めました。これは、カーボンニュートラルを実現するための重要な一歩です。企業が自社の排出ガス削減だけではなく、サプライチェーン全体で協力し、持続可能な社会を創り出す姿勢が評価されています。

グリーンスチールが持つ可能性

グリーンスチールとは、製造過程での温室効果ガスの排出を抑えた鉄鋼材のことです。現在、NECネッツエスアイが注目しているのは、東京製鐵が提供するグリーンスチール「ほぼゼロ」です。この素材を用いることで、通信設備材の製造における環境負荷を大幅に削減できると期待されています。

サプライチェーン全体の協力が不可欠

自社の活動に関連する他社の排出、つまりScope3の削減を実現するためには、一社だけの取り組みでは不十分です。そのため、NECネッツエスアイは、関連する企業と協力し、グリーンスチールを活用した資材の提供体制をつくり始めました。このような取り組みは、環境対策だけでなく、持続可能なビジネスモデルを構築する助けにもなるでしょう。

新たな製品の誕生

最近、この取り組みの一環として、NECネッツエスアイは大栄製作所と協力し、グリーンスチール「ほぼゼロ」を使用して通信設備用の架台を制作しました。架台のサイズは幅100㎝、高さ60㎝、奥行き50㎝で、非常に軽量ながらも強度が確保されています。

この架台は、2025年2月19日から21日にかけて東京ビックサイトで開催される脱炭素経営EXPOに出展される予定です。NECのブースでは、気候変動に対応するデジタルテクノロジーを活かした様々なソリューションも併せて紹介されます。