地球の宝を守れ
2024-10-31 21:02:56

国立科学博物館が「地球の宝を守れ」クラウドファンディングでACCブロンズ賞受賞

国立科学博物館が受賞した「地球の宝を守れ」プロジェクト



国立科学博物館とREADYFOR株式会社が共同で実施したクラウドファンディングプロジェクト「地球の宝を守れ」。2023年8月から11月にかけて行われたこのプロジェクトは、全国の文化機関にとって希望や可能性を示すものとなりました。この取り組みは、2024年第64回のACC TOKYO CREATIVITY AWARDSにてPR部門のブロンズ賞を受賞しました。

クラウドファンディングの背景



新型コロナウイルスの影響で多くの文化施設が経済的困難に直面する中、国立科学博物館も例外ではありませんでした。観客の減少やエネルギーコストの高騰により、博物館の運営は厳しい状況に陥りました。このような中、国立科学博物館は目標金額1億円でクラウドファンディングを実施する決断を下しました。

しかし、クラウドファンディングは、通常具体的なプロジェクトに対する支援を求めるものであり、抽象的な博物館運営全般に対する支援が得られるかは不透明でした。そこで、「地球の宝」をテーマに、博物館に収蔵されたコレクションを次世代に継承するための活動として再構築することにしました。これにより、支援者の共感を得ることができると考えました。

プロジェクトの成果



結果として、このプロジェクトは国内クラウドファンディングの歴史において最高額となる916,025,000円を集め、56,584人の支援者を集めるという大成功を収めました。これにより、「博物館の運営の方法」や「文化・科学の価値」について、SNSやメディアなどで幅広い議論が巻き起こされ、話題の中心にせまることができました。

受賞に対するコメント



プロジェクトに関わったREADYFORのキュレーター、久田伸氏は「私たちは、独自のクリエイティビティをゼロから生み出したわけではありません。国立科学博物館の持つ標本や資料の価値を世の中に伝え、140年以上の歴史を持つファンとの絆を強化することがメインでした。このようなリアルで正直なコミュニケーションが評価され、受賞につながったことを感謝しています。」とコメントしています。彼の言葉には、プロジェクトの意義や哲学が色濃く表れています。

文化施設へのメッセージ



今回の受賞は、全国の文化施設や非営利団体にとって新たな希望となることでしょう。資金集めを単なる金銭的な目標ではなく、仲間集めや理念共有の活動として捉えたこのプロジェクトは、他の施設にも実行可能なモデルを示しています。

未来への展望



READYFORは、現在、マーケティングやPRの専門知識を持つ人材の採用を強化しています。今後もこのような意義深いプロジェクトが続くことが期待され、社会全体がよりよい方向へ進むための新たな一歩を踏み出すことでしょう。また、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSは、広告やクリエイティブ分野においての革新と卓越性を広く認識しています。文化・科学の重要性が再確認されることで、今後のプロジェクトにも良い影響を与えることが期待されます。

まとめ



「地球の宝を守れ」プロジェクトは、国立科学博物館が持つ貴重な資産を未来へとつなぐための重要な取り組みです。このプロジェクトが示すように、社会の価値を共に考え、行動に移すことが、より良い未来を作り出す鍵となるのです。今回の受賞が、このような文化活動に対する支援や理解を促進することを願っています。


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会社情報

会社名
READYFOR株式会社
住所
東京都千代田区一番町8 住友不動産一番町ビル 7階
電話番号

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