日本とアフリカの強固な提携
2025-08-22 16:10:20

日本とアフリカが提携を強化、アジェンダ2063実現へ向けた新たな協力の幕開け

2025年8月21日、独立行政法人国際協力機構(JICA)は、アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)と共に、横浜で第9回アフリカ開発会議(TICAD9)のテーマ別イベントを開催しました。これにおける重要な出来事は、第5次協力覚書(MOC)の署名式でした。

この日、イベントはオンラインとハイブリッド形式で行われ、JICAの田中明彦理事長とAUDA-NEPADのナルドス・ベケレ=トーマス長官が出席し、両機関の協力の深化を期待する言葉を述べました。JICAの田中理事長は、協力の歴史を振り返りながら、共にアフリカの強靭性を象徴する存在となることの重要性を強調しました。また、トーマス長官は、日本とアフリカの強力なパートナーシップの成長を喜び、具体的な成果や今後の展望について語りました。

JICAとAUDA-NEPADの協力は2004年に始まり、2014年に締結された初のMOCから10年以上にわたって様々な形で展開されてきました。今回の第5次MOCでは、これまでの5つの協力分野を基盤に、新たに12のサブテーマを設定。アフリカ連合の長期開発計画「アジェンダ2063」に基づく取り組みとして、このパートナーシップの価値がより明確に示されました。

署名式においては、参加者から大きな拍手が送られ、両機関との新たな一歩が感じられる瞬間でした。さらに、AUDA-NEPADの本間徹長官シニアアドバイザーが、基調講演を行い、協力関係の成果を詳細に振り返りながら、今後の発展の重要性について語りました。特に、地域統合や食の安全保障、HGSアクセラレータープログラムなどに対する取り組みが強調されました。

数名のパネリストによるディスカッションもあり、彼らは日本との共同作業が如何にアフリカに影響を与えているかを語り合いました。パネリストたちがそれぞれの経験を共有し、具体的な影響や成果を報告する中で、アフリカには持続可能な成長が求められることが強調されました。特に医療やインフラ整備において、日本との協力が大いに貢献しているとの意見が多数寄せられました。

閉会の挨拶では、ナリドス・ベケレ=トーマス長官が協力の精神を一つにする重要性を伝え、またJICAの安藤直樹理事が関係者に対し感謝の意を表し、シンポジウムは幕を下ろしました。今回の署名式とシンポジウムは、日本とアフリカがアジェンダ2063の実現に向けて共に歩む道を再確認する貴重な機会となりました。今後もJICAは、AUDA-NEPADとのパートナーシップを基に、アフリカの持続可能な発展を推進していく姿勢を強調しました。


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