共同配送を通じて環境負荷を軽減する西武・プリンスホテルズの取り組み
株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドが、2026年4月1日から長野県と群馬県において、新たに「共同配送」を始めることを発表しました。この取り組みは、食材を共通の倉庫から各ホテルにまとめて配送するというもので、今後新潟県や長野県の一部施設へと配送エリアを拡大していく見込みです。
このような取り組みは、2016年10月から開始されたもので、東京都内の8つのホテルを皮切りに、徐々に全国の施設に拡大してきました。現在、西武・プリンスホテルズでは、全国の6都府県にある25の施設で共同配送を実施し、その結果として年間で1,414トンのCO2排出量を削減しています。これは、経済産業省と国土交通省が定めたガイドラインに基づいて算出された数字です。
共同配送の具体的な仕組み
西武・プリンスホテルズの共同配送システムでは、各ホテルが食材を獲得する際に、個々の取引先から直接納品を受けるのではなく、提携した倉庫に食材を集約します。この倉庫で一時保管される食材は、荷さばきや検品といった流通の工程を経た後、まとめて各ホテルに配送されます。
この方式の大きな利点は、各取引先が個別に配送を行う必要がなくなり、ホテルも取引先との個別対応が不要となることで、双方の業務効率が向上することです。また、納品車両の数を減らすことができるため、トラックドライバーの確保も容易になり、物流業界が抱える2024年問題が少しでも改善されることが期待されています。
環境への配慮と地域連携の強化
この共同配送の実施によって、真っ先に狙われるのは環境への配慮です。具体的には、CO2排出量の削減だけでなく、地域の近隣交通の渋滞緩和にもつながります。特に観光業にとって、このような取り組みは持続可能な成長を求められる中で、大変重要な要素となるでしょう。西武・プリンスホテルズは、こうした施策を通じて、地域の連携を強化し、観光業のさらなる発展を目指しています。
具体的な共同配送を開始する施設
新たに共同配送を行う施設は以下の通りです。
群馬県:嬬恋プリンスホテル、万座プリンスホテル、万座高原ホテル、万座温泉スキー場
長野県:ザ・プリンス 軽井沢、軽井沢プリンスホテル、軽井沢 浅間プリンスホテル、軽井沢72ゴルフ、晴山ゴルフ場
長野県:志賀高原プリンスホテル
新潟県:苗場プリンスホテル、かぐらスキー場
これらの取り組みを通じて、西武・プリンスホテルズは、持続可能な観光資源の開発や地域連携の強化に取り組む一方で、環境保護にも貢献していく姿勢を示しています。今後の進展が期待されるばかりです。