新プラットフォーム『BuildIn』が実証実験をスタート
SCSK株式会社は、設備工事業界向けの新しい納期情報共有プラットフォーム『BuildIn』の実証実験を開始しました。このプラットフォームは、納期調整業務の効率化を目指し、数千から数万に及ぶ設備資機材情報をクラウド上で一元的に管理できる仕組みを提供します。従来のアナログ方式に比べ、ミスや情報の食い違いを少なくし、迅速かつ正確な情報参加を可能にします。
様々な業界の課題に寄り添った背景
建設業界は深刻な人手不足や高齢化が進んでおり、それに伴う業務の効率化が急務です。特に設備工事では電話やFAXでのやり取りが主流であり、納期情報の管理が非効率な状態が続いています。サブコンやメーカー、代理店が個別に情報を管理するため、社内や社外の連携がスムーズに行えず、現場での業務が属人的になっています。これによって担当者が不在の場合、業務が滞り工期延長の原因ともなりかねません。
BuildInの提供価値と機能
『BuildIn』はこれらの課題に対処するために設計されています。以下は主な機能と価値です。
- - 一元管理の実現: 各社が個別に管理していた情報をクラウド上で共有することで、誤解や混乱を防ぎます。
- - 双方向のアクセス: 情報の更新や確認をリアルタイムで行えるため、納期調整が迅速にできます。
- - 可視化による業務の改善: 情報が一目で分かるため、業務の属人化を防ぎ、誰でも対応できる体制を整えます。
- - タスク管理機能: 日々の業務の中での調整漏れを未然に防ぎ、スムーズな業務進行が可能です。
- - Excelのような使いやすさ: 直感的な操作で事務作業の効率を高めます。
このように『BuildIn』は、設備工事業界の労働環境を改善し、業務の品質向上を目指しています。
共同開発の背景
SCSKは、住友商事マシネックス株式会社との共同で本プラットフォームの開発を進めています。長年にわたる資機材販売に関する豊富な経験が、サービスの精度を高める土台となっています。
まとめ
『BuildIn』の導入により、設備工事業界は新たな時代を迎えることになります。業務効率を高めることができれば、現場の負担は軽くなり、結果的に業界全体の持続的な成長を支えるインフラとしての機能も果たせます。ここから始まる実証実験が、より多くの成果をもたらし、業界の進化に寄与することが期待されます。
プラットフォームの詳細については、SCSK株式会社産業事業グループにお問い合わせください。