地域生物多様性増進法による自然共生サイト認定
2023年、環境省が実施する「自然共生サイト」認定において、東急不動産株式会社と東急リゾーツ&ステイ株式会社が運営する長野県の二つのリゾート施設、東急リゾートタウン蓼科とタングラム斑尾東急リゾートが、法制化以降初の認定を受けました。この認定は地域の生物多様性を保護するための大きな一歩となります。
東急リゾートタウン蓼科とは
東急リゾートタウン蓼科は長野県茅野市にあり、660ヘクタールの広大な敷地を有し、その一部は国定公園にも指定されています。この地域は豊かな自然環境に恵まれ、森林管理の計画に基づいて生物多様性が守られています。過去には、スキー場や自然環境での多様な生態系が評価され、令和5年に初めて「自然共生サイト」として認定されましたが、今回は法制化のもとでの移行認定を受けたことにより、より一層その信頼性が高まりました。
タングラム斑尾東急リゾート
もう一つの認定を受けたタングラム斑尾東急リゾートは、長野県上水内郡信濃町に位置するリゾート施設で、ホテル、ゴルフ場、スキー場などが複合的に発展しています。標高1,100メートルの展望テラスからは、野尻湖や周囲の山々を楽しむことができ、特にラベンダーが咲くグリーンシーズンや、パウダースノーが広がるスキーシーズンには多くの観光客が訪れます。こちらも昨年、スキー場が日本で初めてG認証を最高ランクで取得し、今回の新規認定に至りました。
環境と共生する取り組み
東急不動産グループの取り組みは、環境経営を企業の方針としており、「脱炭素社会」や「生物多様性」の確保を重視しています。特に、2030年度までに40%の事業地を保全するという目標を掲げ、積極的に地球環境の改善に取り組んでいます。これにより、リゾート地としての魅力を維持しつつ、訪れる方々にも自然の大切さを広く伝える努力を続けています。
「体感型サステナブルリゾート」としての要素
また、両施設は「体感型サステナブルリゾート」を目指し、環境、体験、地域に基づいたプログラムを通じて持続可能な観光体験を提供。訪問者は楽しむと同時に、地域の自然や文化に貢献できる機会を得ることができます。これにより、自然環境と地域社会との調和が図られています。
| 施設名 | 認定番号 |
|---|
| ------- | --- |
| 東急リゾートタウン蓼科 | 87 |
| タングラム斑尾東急リゾート | 94 |
社会的意義
このように、東急グループの取り組みは単なるビジネスの枠を超えて、地域の生態系や文化を守りながら持続可能な社会の構築に貢献しています。自社の「ネイチャーポジティブ」を実現するための道筋を効率的に進めることを目指し、今後も多様な取り組みを展開していくことでしょう。環境に配慮した観光施設のあり方が、他の企業や地域にも波及していくことを期待しています。