新たな印刷革命！富士フイルムの5色印刷プロダクションプリンター登場

富士フイルム、5色印刷を実現したプロダクションプリンターを発表

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が新たに発表したプロダクションプリンター「Revoria Press」シリーズのミドルレンジモデルは、CMYKの4色トナーに加えて特殊トナーを搭載し、1パスで5色印刷を実現します。新製品「Revoria Press EC2100S」と「Revoria Press SC285S」は、2025年1月20日から日本国内で販売開始され、以降、欧州や北米、アジアパシフィック地域への展開も予定されています。

高品質とスピードを兼ね備えた新モデル

新しいプロダクションプリンターは、コンパクトなサイズでありながら、高速印刷が可能であり、特に「EC2100S」と「SC285S」は毎分100ページや85ページの印刷速度を実現しています。これにより、印刷業界において多様な要求に応える力強い印刷ソリューションを提供します。

特筆すべきは、特殊トナーを活用することで、色彩の幅が広がり、より魅力的な印刷物の提供が可能になる点です。光輝性の高い特殊トナーは、ゴールドやシルバー、クリアなど、様々なメタリックカラーを表現でき、クライアントのニーズに応じた印刷物を提供します。また、印刷物のプロトタイプ確認を簡素化するためのプレビュー機能も備えており、デザイン制作の効率性が向上します。

コンパクトサイズで多彩な印刷に対応

新製品は52g/m2の薄紙から400g/m2の厚紙までの多様な用紙に対応し、用紙サイズも90×146mmから330×1,300mmまで幅広く対応します。このため、少量多品種の短納期印刷ニーズにも柔軟に応えられます。加えて、「スマートモニタリングゲートD1」の機能により、印刷時の色変動や表裏ズレをリアルタイムで自動補正し、高品質な印刷を維持します。

デジタル印刷市場への貢献

富士フイルムは2024年5月にドイツで開催される印刷・メディア産業の国際見本市「drupa 2024」にて新製品の展示を予定しており、すでに国内外で高い評価を得ています。富士フイルムビジネスイノベーションは、オフセット印刷からデジタル印刷、さらには印刷ワークフローのデジタルトランスフォーメーション（DX）までをカバーする総合ベンダーとして、印刷ビジネスの拡大を目指し、さらなる価値提供を実現していきます。

価格と特長

この新しいプロダクションプリンターの価格は、EC2100Sが26,800,000円、SC285Sが17,150,000円など、機種ごとに異なります。それぞれのモデルが持つ特長を活用することで、印刷業界は新たな局面に入りつつあります。

富士フイルムの新たなプリンターは、印刷業界のニーズに応え、高品質で生産性の高い印刷を実現し、業界の競争力を高めることが期待されます。