生駒市の新発電所
2025-02-14 13:20:47

奈良県生駒市に木質バイオマス発電所が完成し商業運転開始

木質バイオマス発電所が奈良県生駒市に完成



奈良県生駒市において、木質バイオマス発電所がついに完成し、2024年4月1日から商業運転が始まることが発表されました。この事業は「いこまプロジェクト」として知られ、複数の企業が共同で出資した結果誕生しました。

各社の協力による事業推進



今回のプロジェクトには、NTTアノードエナジー、住友林業、長谷工コーポレーション、東京センチュリー、フォレストエナジー、モリショウ、大成ロテック、そして株式会社生駒が名を連ねています。また、事業の運営はTJグループホールディングスが担当します。

この発電所は、年間約10万トンの木質燃料を使用し、発電容量およそ9,980kWを誇ります。年間発電量は約8,100万kWhに達し、近畿地方北部の需要家への電力供給を見込んでいます。

地産地消の電力供給



本発電所では、近畿地域で発生する木質廃棄物や未利用木材を主な燃料として利用し、地域内での資源循環を促進します。これにより、電力供給は地産地消が可能となり、地域経済の活性化に寄与することが期待されています。

さらに、発電された電力の約60%はFIT制度に依存しない電力供給となるため、カーボンゼロに向けた大きな一歩を意味します。一部の電力は地域新電力「いこま市民パワー」を通じて生駒市の公共施設へも供給される予定で、こちらも地域貢献の一端を担っています。

カーボンニュートラルへの取り組み



木質バイオマス発電は、CO2の排出を抑えることができるため、カーボンニュートラルなエネルギーの供給源とされています。この取り組みにより、地域の森林環境整備や林業振興にも寄与することとなります。

住友林業グループは、2011年からバイオマス発電事業に取り組んでおり、現在までに各地で計6か所の発電所を運営しています。全体の発電規模は約251.6MWに達し、約555,000世帯分に相当する電力を供給しています。

まとめ



生駒市の木質バイオマス発電所の運営開始は、地域社会にとって大きな意義を持つと共に、持続可能なエネルギー供給のモデルケースとも言えるでしょう。この業界の動向に注目が集まる中、地域のエネルギー自給自足の道を探る重要なステップになることを期待されています。


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会社情報

会社名
住友林業株式会社
住所
東京都千代田区大手町経団連会館8階
電話番号
03-3214-2270

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