宿泊施設向け新サービス「eAssistant Concierge」
シャープが新たに宿泊施設向けに発売したAIコンシェルジュサービス「eAssistant Concierge」が、5月20日から正式に提供されることとなりました。このサービスは、日々の接客業務をサポートする画期的な技術として、多くの注目を集めています。
「eAssistant Concierge」は、AIがゲストの質問に応じて、宿泊施設や周辺の観光スポットの情報を提供することができるシステムです。これにより、スタッフの人手不足が課題となる昨今のホテル業界で、接客業務の効率化や省人化に寄与します。
ユーザーインターフェースの簡便さ
このサービスの魅力の一つは、そのユーザーインターフェースの使いやすさです。施設側は、管理画面にアクセスし、URLやPDF、Microsoft(R) Excelファイルを登録するだけで、AIに学習させる情報を簡単に設定できます。これにより、宿泊客は自室から簡単にコンシェルジュを呼び出し、多様な情報にアクセスできるのです。
特に、客室の設備情報や季節ごとのイベント案内、近隣の観光地の情報などが瞬時に提供され、ゲストは滞在中に必要な情報を手軽に得られます。また、24時間対応可能であるため、営業時間を気にせずに利用できる点も大きなメリットです。
言語対応とスマートフォン活用
この「eAssistant Concierge」は、日本語だけでなく、英語にも対応しています。この機能により、訪日観光客との円滑なコミュニケーションが促進され、外国からの旅行者にも安心して利用していただける環境が整っています。また、特筆すべきは、ゲストのスマートフォンを活用しているため、特別な機器の導入が不要である点です。これが導入コストの削減にもつながります。
他サービスとの連携
さらに、シャープの宿泊施設向けインフォメーションサービス「Inforia」ともシームレスに連携することが可能です。これにより、ルームサービスの注文受付やレストランの混雑状況の案内、ゲストの質問への応対などが一括して行えるデジタル体験を提供します。このように、駅化される接客業務の全体をDX(デジタルトランスフォーメーション)によって推進することが期待されています。
おわりに
シャープは、今後も「eAssistant Concierge」の進化を止めることなく、さまざまな業界における接客業務の円滑化や業務効率化を促進するソリューションを提供し続けることを目指しています。宿泊施設における接客の新時代を迎える中、AIがどのように活躍するか、多くの期待が寄せられています。詳細については、シャープの公式ウェブサイトをご覧ください。
「eAssistant Concierge」詳細情報はこちら
- - なお、上記の内容は2023年5月20日時点の情報であり、今後変更される可能性がありますのでご注意ください。