鈴木成一氏の装丁ワークショップ第2期が開幕
いよいよ、鈴木成一氏が主催する装丁ワークショップ「超実践装丁の学校」の第2期が、12月20日から始まります。前回は作家・横関大氏の新作『誘拐ジャパン』を題材に装丁コンペが行われ、佐々木信博氏の作品が最優秀賞に輝きました。この流れを受け、今期においてはより挑戦的な内容が期待されています。
前代未聞の装丁コンペ
第1期では、小学館がブックデザイナー鈴木成一氏と協力し、今夏に「超実践装丁の学校」と題したワークショップを開催。横関大氏の新作『誘拐ジャパン』が課題となり、数々のデザイン案が寄せられました。この際、参加者にとって新たなインスピレーションを得られる貴重な機会となりました。横関氏は「デザインの斬新さに驚きました。参加者の発想が作品の構成に活かされ、非常に得難い経験でした」と語っています。
新たな挑戦としてのノンフィクション
新たにスタートする第2期の課題作は、中国・新疆ウイグル自治区をテーマにした西谷格氏のノンフィクション「一九八四+四〇ウイグル潜入記」です。こちらは、中国当局の厳しい監視下での取材記録であり、非常にリスクの高い取材行であったとされています。西谷氏も「装丁を通じて私の作品がどのように表現されるのか、非常に楽しみです」と期待を寄せています。
鈴木成一氏と水戸部功氏のコラボレーション
各回のワークショップは鈴木成一氏の指導のもと、全5回にわたり行われます。さらに、第3回のゲスト講師には著名な装丁家の水戸部功氏が参加予定で、受講者たちは実践的なアドバイスを直接受けることができます。物語の表現力を最大限に引き出すため、受講者は多様な視点から装丁を考案することが求められます。
オンライン参加のメリット
さらに、ワークショップはオンライン参加も可能で、時間や場所を選ばずに学べる内容となっています。料金面ではリピーター割引や学割も用意されているため、多くの方々が参加しやすい環境が整っています。興味のある方は、ぜひ下北沢B&Bの公式HPで詳細を確認してみてください。
まとめ
鈴木成一氏による装丁ワークショップ第2期は、従来の枠を超えた表現力が試される場として期待されます。参加者は新たな挑戦に臨みつつ、装丁というアートフォームの魅力を再発見する機会を得るでしょう。今からでも参加枠は間に合いますので、興味がある方はぜひ飛び込んでみてください。