「ヨンデミー」が目指す子どもたちの読書習慣定着の新たな可能性とは

目指すは子どもたちの読書習慣定着

株式会社Yondemyが運営する「ヨンデミー」が、最近、約1.2億円の資金調達を行い、総額は約4.2億円に達しました。この資金は、読書支援サービスの拡充やシステム開発に活用される予定です。これにより、子どもたちに豊かな読書体験を提供するというミッションの実現に向けた道が開かれます。

子どもと読書の現状

最近、子どもたちが読書から遠ざかっているという声をよく耳にします。8年間での調査によると、小学生のインターネット使用時間は年々増加し、特に動画やゲームといった娯楽に時間を費やす傾向が強く見て取れます。実際に、7割以上の小学生が一週間に一冊も本を読まない現状は、読書離れを如実に反映しています。これが、家庭ごとの教育格差を助長する一因とも言われています。

ヨンデミーの特徴

2020年4月にスタートした「ヨンデミー」は、AI技術を活用した読書教育専門のオンラインサービスです。独自に分析された2,000冊以上の児童書を基に、子どもたちの興味やレベルに合った本を提案します。ただ本を提供するだけではなく、読む前の準備から読む後の感想共有まで一貫したサポートを行い、まさに読書習慣の定着に向けたトータルなアプローチを実現しています。

入会後3ヶ月で、ほとんどの生徒が平均で週5冊以上の本を読み、特に有料会員の平均読書冊数は月に25.6冊に達しています。これは全国平均の3.1冊を大きく上回る数値です。この実績は、読書活動の定着を願う家庭にとって、大きな希望の光となっています。