医師向けAI検索「Medii Q」が検索数5万件を突破、その実績と活用法を探る

医師向けAI検索「Medii Q」が検索数5万件を突破

株式会社Medii（メディ）は、2025年5月20日にβ版をリリースした医師向けAI検索サービス「Medii Q」の検索総数が5万件を超えたことを発表しました。このサービスは、論文やガイドラインに基づく情報を迅速に整理できるため、医療現場で非常に重要なツールとして注目されています。

Medii Qの機能と利点

Medii Qは、診療の様々な場面で必要な情報を素早く把握するためのサービスです。膨大な量の医療データを短時間で検索できるだけでなく、医師が必要とするエビデンスを迅速に提示します。検索した情報は、日々の診療業務に直接活用できるため、多忙な医師たちにも非常に重宝されています。

検索実態の分析

直近の検索データを解析した結果、医師がAIを活用する目的はさまざまですが、特に「治療選択」と「薬剤選択」が重要な利用シーンであることが分かりました。実際に、検索結果からは約6割がこの2つのカテゴリに集中していました。

- 治療選択: 約33.8%の検索が、具体的な治療方針や治療薬の適応を確認するためのものでした。
- 薬剤選択: 薬剤の副作用などについて確認をする検索も多く、全体の25.8%を占めています。
- 診断および検査: 診断や鑑別疾患、検査値解釈についての検索も重要でありながら、一定数が利用されています。

このような結果は、Medii Qが臨床判断をサポートする重要な判断材料となっていることを示しています。

専門医相談との連携事例

Medii Qはエビデンスに基づく情報を提供する一方、実臨床では一般論が通用しない場合が多々あります。そのため、医師たちはMedii Qを経て専門医相談（Medii Eコンサル）を利用するケースが増えてきました。

具体例: 片側下腿浮腫のケース

例えば、片側下腿浮腫の診断において、主治医はMedii Qを使用し、必要な情報を整理することから始めました。その結果、深部静脈血栓症（DVT）以外の可能性を数分で把握。しかし、症例特有の複雑な検査値の解釈には専門医の高度な知見が必要でした。
主治医はその情報を基に専門医に相談し、具体的なアドバイスを受けることで次の診療へのステップを進めることができました。

Medii Qの無料体験

Medii Qは今なら会員登録なしで無料体験が可能です。医師が迅速に必要な情報にアクセスできる環境を整えており、多忙な医師にとって非常に有用なサービスです。利用回数に制限はなく、全機能を無制限で利用できるため、是非一度試してみる価値があります。

会社情報

株式会社Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げ、多様な医療課題の解決に取り組んでいます。希少疾患やがんに関しても、AIを活用し医療の効率性と質の向上を目指しています。Mediiの提供するプラットフォームは医師が安心して利用できる内容で構成されています。

詳しい情報は、Medii公式サイトをご覧ください。