日立、Open Source Summit Japanに参加
株式会社日立製作所は、2025年12月8日から10日にかけて東京で開催予定の「Open Source Summit Japan」にゴールドスポンサーとして参加します。このイベントはオープンソースソフトウェア(OSS)がテーマのグローバルな大会であり、Linuxの標準化やOSSコミュニティの発展を目指すThe Linux Foundationが主催しています。
日立の登壇者とテーマ
日立からは国内企業として最多の10名が参加し、OSSに関する様々なテーマについて技術とビジネス活用を交えながら発表します。日立OSPO(Open Source Program Office)が推進している取り組みや、OSSコミュニティにおける活動内容を7つのセッションと2つのパネルディスカッションで紹介します。
特に注目されるのは、OSSのビジネス活用事例を紹介する中村が登壇するセッションです。彼はCloud Native Computing Foundation(CNCF)から「Chop Wood Carry Water Award」を受賞しており、その成果もお話しされる予定です。加えて、AIのエージェント連携、マルチクラウド環境でのコスト管理、さらにはエネルギー分野でのOSSの実用事例についても詳しく解説します。
展示内容と参加者へのメリット
イベント中には、日立の展示コーナーも設けられ、AIエージェント連携のアクセス制御やプラットフォームエンジニアリングの取り組みがデモされる予定です。このイベントに参加することで、OSSコミュニティの活動がビジネスにどのように寄与しているのか、またAIやクラウドネイティブ技術の最新トレンドについての貴重な情報を得ることができるでしょう。
全ての講演は英語で行われますが、日立の展示に関する説明は日本語でも受けられるため、日本の参加者にとっても親しみやすい環境が整えられています。参加者は、最新技術に触れながら国際的なOSSエコシステムの一端を体感できる絶好の機会となります。
講演スケジュールの一部
1.
12月8日 12:05: OSPOCon – 日立のOSPO運営から学んだ持続可能な活動とは。
2.
12月8日 16:40: AIエージェント連携の安全な認可手法についての実演。
3.
12月9日 12:10: Hybrid LLMによるアプリケーション開発フレームワークの紹介。
4.
12月10日 12:00: OpenChainプロジェクトでの貢献方法について。
5.
12月10日 15:50: OSS活動における「協働」と「透明性」の重要性を議論。
これらのセッションからは、日立が目指すOSSのビジネス貢献を実現するための具体的な事例や知見を得るチャンスが得られます。
イベント詳細
- - 開催日時: 2025年12月8日~10日
- - 場所: 虎ノ門ヒルズフォーラム、東京都港区虎ノ門1-23-3
- - 参加費: 11月24日までは599米ドル、それ以降は799米ドルとなります。
- - 主催: The Linux Foundation
本イベントへの参加申し込みや詳細情報については、
Open Source Summit Japanの公式サイトを通じて確認することができます。日立のOSSに関する取り組みは、
こちらでもご覧いただけます。イベントは日本のOSSシーンの一端を担うだけでなく、国際的な視野を持つ貴重な機会となることでしょう。