ユナイテッドアローズの進捗
2025-08-07 12:53:23

ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動が示す2024年度の進捗報告

ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動「SARROWS」



株式会社ユナイテッドアローズ(以下、UA)は、2030年を見据えたサステナビリティ活動「SARROWS」を推進しています。この活動では、循環型ファッション、カーボンニュートラルな未来、そして人々が健康的に働き・暮らす社会を目指しています。2022年に設定された3つの活動目標「Circularity(循環するファッション)」、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラル)」、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」の進捗が、2024年4月から2025年3月にかけての実績として報告されました。

1. Circularity(循環するファッション)



UAは、有害物質を含まない素材やリサイクル素材を使用した商品の開発を進めています。2024年度は、繊維製品の廃棄率が0.01%にまで削減され、2030年の目標である0.00%の達成が目前に迫っています。また、環境配慮商品の割合も前年度から改善され、8.8%に達しました。これは、リサイクル商品の促進や新たな素材の開発による成果です。

一方で、商品の廃棄率は微増となり、特に非繊維素材の影響が顕著でした。今後は、素材分離技術の導入やリサイクル事業者との連携強化により、さらなる改善を図る方針です。

2. Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)



2024年度のCO2排出量削減率は、Scope1&Scope2において前年度比で19.1ポイントの改善を達成し、-32.5%を記録。再生可能エネルギーの割合も大幅に増加し、全体の24.6%を占めるまでになりました。この背景には、商業施設でのエネルギーのグリーン化や新たな店舗での再生可能エネルギー導入が影響しています。

ただし、Scope3に関しては削減が難航しており、今後はオーガニック素材や再生素材の使用拡大が求められています。

3. Humanity(健やかに働く、暮らす)



行動規範同意書の取得率は77.2%に達し、さらなる向上を目指しています。一方で、従業員エンゲージメントスコアは低下気味であり、この問題への取り組みが急務です。中堅社員のエンゲージメント向上に向けたリスキリングプログラムやキャリアデザインのサポート強化が予定されています。

まとめ



UAの「SARROWS」は、持続可能なファッション業界の実現に向けた大きな一歩として多くの成果を上げています。これからも、環境配慮や社会的な責任を脚光を浴びせるための努力を続けることが期待されます。2030年の目標達成に向けた道のりは、より一層の挑戦とパートナーシップが求められます。

詳細はUAの公式サイトでご確認いただけます。


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会社情報

会社名
株式会社ユナイテッドアローズ
住所
東京都渋谷区神宮前3-28-1
電話番号
03-6804-2820

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