岡山大学が進める技術職員向けの英語研修
2024年9月12日、岡山大学の総合技術部が主催した「技術系・英語研修」がオンラインで開催されました。この研修は、2015年から毎年行われているもので、大学の技術職員や技術支援員を対象としています。参加者の英語レベルは問わず、切磋琢磨しながら共に成長することを目的としています。
研修の背景と目的
昨年、岡山大学での技術系・英語研修が好評を博したため、今回もオンラインで開催されました。研修には10名の技術職員が参加し、グループに分かれて様々な課題に取り組みました。特に注目すべきは、さらに実践的かつ具体的な学びを取り入れた点です。
研修内容について
研修は、昨年も好評だった危険予知訓練(KYT)を再実施し、留学生への注意喚起を目的とした実践的な英語学習が行われました。
さらに、参加者は新たに2つの課題にも取りくみました。1つ目はAIを利用した英語の発音練習で、初めてAI機能を使用する参加者も見られました。この体験から、AIを活用する場面について学ぶ機会となりました。
2つ目の課題は、岡山大学の資源植物科学研究所で行われる留学生の実験に対し、日本語のプロトコルから英語のプロトコルを作成することです。文章を作成する際には、伝え方に工夫を凝らし、グループで議論を交わしました。このプロセスを通じて、参加者は異なる分野の職員とともに、英語での指導方法についても深く考える貴重な経験ができました。
この研修の講師を務めたのは岡山大学の内田クレア非常勤講師で、参加者の英語でのやりとりをブラッシュアップし、より実用的なコミュニケーション方法を指導してくれました。
今後の展望
本学総合技術部の佐藤法仁副理事は、研修の意義を強調し、国際化が急速に進む中、全教職員が英語に対応できることが岡山大学にとっても重要であると述べました。今後も岡山大学は、技術職員の高度化を進めるための多様な取り組みを継続していく方針であり、地域との連携を強化しながら、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たし、教育・研究の質をさらに向上させ、新しい価値の創出に向けて挑戦を続けています。これからも技術職員たちが発揮する活動に期待が寄せられます。