広島の石けんがネパールへ
2026-06-10 12:32:54

広島の子どもたちの石けんがネパールの健康を支える

広島の子どもたちの石けんがネパールの健康を支える



特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが実施したWASH教育は、広島県神石高原町・三和小学校の児童が制作した石けんを使って行われました。この活動は、国際的な公衆衛生の重大なテーマであるWASH(Water、Sanitation、Hygiene)に基づいています。実際の授業は2026年6月にネパール・ルパンデヒ郡の教育施設で行われ、多くの子どもたちが参加しました。

WASH教育は、世界中の子どもたちにとって欠かせないものですが、残念ながら未だに多くの地域では、「安全な水」「衛生的なトイレ」「石けんを用いた手洗い」の環境が整っていません。WHOとUNICEFによるJoint Monitoring Programmeの報告によると、実に4億4,700万人の子どもたちが学校で基本的な飲料水を利用できず、4億2,700万人が基本的な衛生設備を持たず、そして6億4,600万人は手洗い環境にアクセスできていないとのことです。

今回、三和小学校の児童が制作した石けんは、ネパールの児童たちに向けて届けられました。こちらの授業では、石けんを使って実際に手を洗う体験が行われました。現地の子どもたちが、「なぜ手を洗うのか」「石けんを使うことでどう変わるのか」といったことを学ぶ機会となりました。手洗いは単なる衛生行動ではなく、「自分の命を守る」ことや「友達や家族の健康を守る」といった重要な行動であることを、なかよし学園は強調しました。

CDC(米国疾病対策センター)のデータによると、石けんを使った手洗い教育は地域における下痢症を23〜40%、呼吸器疾患を16〜21%減少させる効果があるとされています。このように、石けんを使うことでより効果的に病原菌を取り除くことができます。

この活動は、子どもたちの学びが国境を越えて広がる実践例として注目されています。日本の三和小学校の児童が地域で学び、考え、手を動かして作った石けんが、ネパールの教育現場で具体的な教材として活用されたのです。

また、なかよし学園では、以前にも広島県三次市立青河小学校の児童が制作した「AOGA SOAP」がルワンダに届けられ、成功を収めています。このように、広島発のWASH教育の取り組みが国際的に拡大しつつあります。

ただし、彼らが重視しているのは単に支援物資を送ることではありません。日本の学校で学ぶ子どもたちが、自らの学びを国際的な教育の現場で生かすことで、フィードバックを得ることが重要です。この循環的な学びが、児童たちにとって「自分たちの行動が世界の誰かの健康や未来に役立つ」ことを実感させるのです。

なかよし学園の「世界とつながる学びプロジェクト」は、学校での学びや制作活動を国際協力につなげることを目指しています。三和小学校の児童が制作した石けんは、ただの贈り物ではなく、彼らの「学びがどう世界に貢献するか」という教訓を強化する重要な要素となっています。

ネパールの子どもたちは、日本の子どもたちが作った石けんを受け取る際、その重要性を理解し、感謝の気持ちを持っている姿が印象的でした。手洗いを通して、彼らは楽しく健康的な生活を送るための方法を学びました。このような取り組みは、単なる教育を超え、子ども同士のつながりを育むことにも寄与しています。

この活動を通じて、広島県神石高原町の子どもたちが行動を通じて国際的な意義を学ぶ一方で、ネパールの子どもたちもまた新たな学びを得ていくのです。今後、なかよし学園では、今回の活動を日本にフィードバックし、地域の教育活動に反映させていく予定です。教育、健康、そして平和構築に貢献するための新たな試みが続いていくことでしょう。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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