古谷千佳子写真展 『沖縄ウミンチュの世界“潜る”』
沖縄の海で生きる人々、ウミンチュ(海人)の技と精神を捉えた写真展が、海洋博公園の海洋文化館にて開催されます。展示される作品は、古谷千佳子氏が自ら沖縄の海に身を投じ、潜水漁業を行った経験が生かされたものです。これからの時期、令和6年12月22日から令和7年1月26日にかけて行われるこの展覧会では、巨大なサイズの白黒写真が展示され、観客はまるで潜水しているかのような深い海中の世界に誘われます。
展示内容
今回の展覧会では、縦1.6m、横1.1mという迫力満点の大判が10点展示されます。全ての作品はあえて白黒で印刷され、光と影のコントラストによって、観る者に想像力をかき立てる演出がなされています。それぞれの作品は、ウミンチュの潜る技術や、海の厳しさ、そして美しさを伝えています。観客は、数ある作品を通じて、沖縄の海と人々の深いつながりを体感できることでしょう。
古谷千佳子のプロフィール
古谷千佳子氏は東京都出身で、現在沖縄に在住しています。潜水士であり小型一級船舶操縦士でもある氏は、かつて自らウミンチュとしての生活を経験し、その後写真家としての道を歩み始めました。彼女は海や自然と深い調和の中で生活する人々の姿を撮影し、地域の伝統漁業にも焦点を当てています。これまでに数多くの写真展を開催してきた氏は、著書も多数持っています。特に、写真集『たからのうみの、たからもの。』やノンフィクション『私は海人写真家古谷千佳子』などが広く知られています。
ぜひ訪れてほしい
入館料は、高校生以上190円で、中学生以下は無料となっています。これほどの内容でこの料金は非常にお得。また、海洋文化館の空間自体も足を運ぶ価値があります。自然と人間が共に生きる姿強調したこの写真展は、沖縄の豊かな文化と伝統を学ぶ良い機会となるでしょう。
詳細については、公式HPや海洋博公園管理センターへの問い合わせが可能です。電話番号は0980-48-2741です。沖縄の海、そしてウミンチュの世界を感じる素晴らしいひとときを、ぜひお楽しみください。