厚木市、シェアサイクル実証実験開始
2025年10月6日、厚木市で新たなシェアサイクル事業が始まります。OpenStreet株式会社と江ノ島電鉄、厚木市が提携し、交通の充実や渋滞緩和、さらに市民の健康促進を目的とした実証実験を行います。この取り組みは、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を利用して推進され、「市民が便利に利用できる交通手段を提供する」ことを目指しています。
ステーションの設置と活用
厚木市内には、公共施設を中心に19か所のステーションが設けられています。ステーションの一部、例えば本厚木駅南口や厚木市文化会館、ソニー厚木第2テクノロジーセンター前などで、サイクリングを楽しむことができます。また、近隣の座間市や相模原市、海老名市でも「HELLO CYCLING」のステーションが設置されているため、異なる自治体間でも気軽に移動可能です。これにより、周辺地域への観光促進や、地元経済の活性化にもつながるでしょう。
協定締結式の実施
実証実験開始にあたり、厚木市役所で協定締結式が行われました。山口市長は「シェアサイクルが渋滞緩和や環境負荷軽減の助けとなることを期待しています。市民の生活を支えるだけでなく、観光にも貢献できると信じています」とコメント。その後、OpenStreetの工藤社長が市長に対し、アプリの操作方法と電動アシスト自転車の利用法を説明しました。
連携協定の概要
この協定は、シェアサイクル事業の実証実験を通じて、地域の活性化や公共交通の補完を目的としたもの。実施期間は2025年10月から2028年9月までの3年間で、各機関が役割を分担しながら取り組みます。
- - 厚木市の役割: 実証実験の全体調整やステーション用の公有財産の確保、関係者との調整
- - OpenStreetによる提供: シェアサイクルプラットフォームや必要機器の提供、データ収集
- - 江ノ島電鉄の役割: 実証実験に必要な施設や器材の整備及び運営
HELLO CYCLINGの利用方法
シェアサイクルを利用するには、事前に「HELLO CYCLING」アプリをダウンロードし、会員登録を行います。アプリを通じてステーションの検索や自転車の予約・決済が可能。また、全国どこでも貸し出し・返却できる柔軟性が魅力で、市民や観光客にとって便利な交通手段となるでしょう。料金は地域や車体によって異なるため、事前にホームページで確認することをおすすめします。
OpenStreetのビジョン
OpenStreetは、自転車の活用促進法に則り、シェアモビリティを広げる企業です。「HELLO CYCLING」だけでなく、スクーターや超小型EVなど、さまざまな移動手段を提供し、持続可能な交通の実現を目指しています。これらの取り組みが地域の新たな活力となり、生活の質向上や環境保護へとつながることを期待しています。詳細な情報は
OpenStreetの公式サイトを訪れて確認してみてください。