東京都北区で中学生が科学を学ぶ「高峰譲吉プロジェクト」開催します

中学生が科学を体験!高峰譲吉プロジェクト



東京都北区立堀船中学校の第2学年と金沢工業大学の学生が共同で実施する「堀船中学校×高峰譲吉プロジェクト科学実験教室」が、2024年9月6日に開催されます。このプロジェクトは、偉人・高峰譲吉博士の業績を学ぶ絶好の機会です。高峰博士は、日本の発酵技術における先駆者であり、特に「タカジアスターゼ」の発明は広く知られています。

プロジェクトの内容



本プロジェクトには、金沢工業大学の応用バイオ学科の学生たちが参加し、中学生と共に科学の素晴らしさを体験します。この科学実験教室では、まず第1部として麹菌による酵素の定性実験が行われ、続いて第2部ではアミラーゼを用いたグルコースの定量実験が予定されています。実験を通して中学生たちが体験し、探求することで、科学に対する興味を深めることを目的としています。

高峰譲吉博士とは



高峰譲吉博士は、明治時代の日本において重要なバイオテクノロジーの研究を行い、特に麦の廃棄物を利用した麹菌の培養において多くの業績を残しました。博士の研究からは、アミラーゼやプロテアーゼといった消化酵素が抽出され、「タカジアスターゼ」として世に知られることとなりました。これにより、デンプンの効率的な分解が実現し、食品産業などでの発展に寄与しました。

実験の流れと期待される成果



実験は午前と午後の2部構成となっており、各グループに分かれて実際に手を動かしながら進めます。第1部では、麹菌の生育過程とそれに伴って生産される酵素の役割を実際に観察し、第2部では定量実験を通じて数値的な理解を深めます。これによって、学生たちは科学的思考力を養い、問題解決能力を高めることが期待されます。

参加する中学生たちが高峰博士の研究の意義を体感し、未来の科学者としての自覚を持つきっかけとなればと願っています。また、プロジェクトを通じて、地域の教育の質を向上させることにも貢献したいと考えています。

このように、東京都北区立堀船中学校と金沢工業大学の協力によるプロジェクトは、次世代のバイオ研究者を育成するための重要なステップとなっています。【開催日時】2024年9月6日(金)、13:30〜15:20【開催場所】東京都北区立堀船中学校(旧桜田小学校)でお待ちしています。

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