読み書きアセッサー養成講座が始まります
学習障害の一つであるディスレクシア(読み書き困難)は、約40人のクラスに3人程度存在し、見た目にはわからないため理解が得られかねません。この状況に困っている子供たちの多くが、「頑張ってもなかなか読み書きできない」「宿題を終わらせるために泣きながら夜を過ごしている」といった辛いエピソードを抱えています。実際に、学習障害を持つ子供たちが不登校になる割合は高いと専門家たちも指摘していますが、具体的な支援が不足しているのが現状です。
このような課題を解決するため、認定NPO法人エッジが提供する「読み書きアセッサー養成講座」が2024年11月15日に開始されます。この講座では、アセスメントを通じて読み書きの状態を客観的に測定し、その結果をもとに個別の学習方法を提案することができる専門家を養成します。
読み書きアセッサーの役割
読み書きアセッサーは、まずアセスメントを通じて何ができて何ができないのかを把握し、特性に合った効果的な支援を行うことを目指します。この講座では、アセスメントの手法やその結果に基づく指導方法、さらに日本における読み書きのメカニズムについても理解を深めることができます。
講座概要
- - 受講期間: 2024年11月15日から2025年1月15日まで(申込締切は12月11日)
- - 形式: 動画によるeラーニング学習、受講時間は約4時間
- - 受講料: 33,000円(税込、学割あり)
- - テキスト: 『子どもの味方の「読み書きアセスメント」』
- - 講師: 河野俊寛教授(北陸大学)
受講対象者は、公認心理師や特別支援教育士、言語聴覚士など、様々な関連資格を持つ方々です。
詳しい講座内容
講座はeラーニングだけでなく、演習も含まれています。演習では、参加者同士での意見交換が行われ、実際の支援シナリオに基づいた具体的な方法論を学べます。演習の開催日は2025年2月16日で、東京都港区とオンラインで同時開催予定です。受講には、eラーニングの修了認定が必要で、受講費は11,000円です。
受講生からは「アセスメントが支援に繋がることが重要だと思いますし、河野先生の講義は分かりやすく、短時間で効率よく学べました」といった感想が寄せられています。特に、保護者や担任教師との連携を強化するための実践的な内容が好評です。
エッジの活動
認定NPO法人エッジは、ディスレクシアの正しい認識と支援を広めることを目的に、2001年に設立されました。政府委員としても活動している代表の藤堂栄子氏は、様々な法律の制定に関与してきました。正しい情報の普及と支援者の養成に加え、当事者ネットワークの確立も進めています。
この講座を通じて、ディスレクシアに対する理解を深め、困難を抱える子供たちを支援するための力量を身につけることができます。興味がある方は、ぜひマイページからお申込みください。
詳細・お申し込みは
こちらからどうぞ。