IGSがインドGCC設立支援サービスを開始
概要
IGS株式会社(東京都渋谷区)は、インドの人材企業Quess International Services Pvt. Ltd.およびシンガポールのIndo-Pacific Advisoryと連携し、日本企業のインドにおけるグローバル・ケイパビリティ・センター(GCC)の設立支援サービスを2026年7月から開始する予定です。このサービスの目的は、先進的なIT技術やAI人材を必要とする日本企業に対して、インドで効果的に人材を確保し、事業を拡大できる環境を整えることにあります。
GCCとは
GCCとは、単なる海外アウトソーシングを超え、現地パートナーによって運営される拠点内に自社の開発・研究機能を確保する仕組みを指します。このモデルでは、自社の知的財産や組織知を蓄積でき、業務要件を自社の目標に合わせて柔軟に設計することが可能です。インド全土には既に2,000社以上のGCCが稼働しており、AIやエンジニアリング分野で戦略的な拠点となっていますが、日本企業の参入はまだ欧米(A)企業と比べると限定的です。
協業の背景
1. 増大する次世代技術需要
調査によると、日本企業の70%以上がクラウドやAIといった重要な技術領域における人材不足に直面しています。政府は2030年までにITやエンジニアリング職に79万人の追加人材が必要だと試算しています。これに対し、インドは先端技術に精通した人材を豊富に抱えています。
2. 日印戦略的パートナーシップ深化
日本とインドの特別戦略的パートナーシップは、特にデジタル領域の協力を強化しています。日本は新たに民間投資を10兆円に設定し、技術や産業面での提携を進めています。
IGSの支援内容
IGSは、日本企業がインドにおけるGCCをスムーズに設立し、運営するための全面的なサポートを提供します。具体的には、以下のようなサービスを行います:
1.
目的明確化と組織設計 - GCCの設立において重要なのは、何を実現したいかを明確にし、それに基づいて組織を設計することです。IGSはこの最初のステップから支援します。
2.
データに基づく人材評価 - IGSの提供する「GROW360+」によって、人材のスキルや適性をデータで可視化します。これにより、適材適所の人材配置を可能にし、早期戦力化を実現します。
3.
統一窓口とサポート体制 - 日本語での窓口を一本化し、クライアントはIGSの担当者と直接コミュニケーションができるため、言語や文化的な障壁を感じることなくサービスを利用できます。
4.
スモールスタートの支援 - 小規模での立ち上げに対応し、リスクを抑えながら進出の足掛かりを作ることができます。
まとめ
IGS、Quess、IPAの3社が協力することで、日本企業のインドにおけるGCC設立へと繋がる新たな人材・技術の回廊を築いていきます。AI人材確保の鍵は、取引先との強固なパートナーシップにあります。日本企業がインドの優れた人材を活用できるよう、IGSは全力で支援を行います。