ドクターズモバイル、医療の質を向上させる新サービス『TeamCompass』をリリース

ドクターズモバイルが新たに提供を開始した『TeamCompass』

最近、ドクターズモバイル株式会社が医療現場の安全性と質を向上させる新サービス『TeamCompass』をスタートしました。このサービスは、スマートホスピタルとして、医療業務の効率化や標準化を目指したものです。平成時代から進展の著しい電子カルテやオーダリングシステムを礎に、医療情報をより効果的に活用することを目的としています。

『TeamCompass』の特徴

1. 看護計画・記録の時間短縮

『TeamCompass』は、看護計画や記録にかかる時間を大幅に削減します。実際、東京都の中規模病院での試験では、従来のプロセスと比べて作業時間が約85%も短縮されたとの報告があります。これは、従来34分かかっていた業務が7分にまで減少したことを意味します。

2. ダイナミックなTo Doリスト

患者の病状の変化に応じて、行うべき作業（To Do）が自動的に追加・削除される仕組みを備えており、スタッフは絶え間なく変化する要件に柔軟に対応できます。

3. 新しいクリニカルパスの導入

新しい形のクリニカルパス『PCAPS』を利用することで、患者の状態に基づいたチーム医療が実現します。これにより、看護業務はより効率的になり、パス適用率は90%以上を見込むことができます。

4. COVID-19対策機能の標準装備

新型コロナウイルス感染症の流行に備え、COVID-19感染制御支援機能も調整されており、行政報告などの業務も自動化されています。この一連の機能により、医師や看護師の業務負担を軽減することが可能になっています。

医療業務の効率化を加速

ドクターズモバイルは、今後一層の使いやすさを追求し、機械学習技術による業務支援などの新しい機能の追加を予定しています。医療現場でのヒューマンエラーを減少させ、業務効率を高めることで、患者ケアの質向上も目指しています。

課題の解決に向けた取り組み

日本の医療機関では、電子化が進む一方で、十分にデータが活用されていない現状があります。その主な原因としては、標準化の欠如が挙げられます。従来の手作業での記録方式では、作業指示漏れや記録漏れが生じることが多く、看護師にとって非効率な業務が強いられてきました。このような課題を解決することが、『TeamCompass』の導入による期待点です。