近大生と子どもたち
2025-11-10 16:51:30
近畿大学生が子ども食堂の子どもたちにキャンパスツアーを実施
近畿大学国際学部の桑名恵ゼミが、地域貢献の一環として子どもたちに向けた特別なキャンパスツアーを企画しました。これは、一般社団法人あのねの支援を受け、地域の子ども食堂やひとり親家庭の子どもたちに、大学の世界を体験してもらうものです。2025年11月15日(土)に行われるこのイベントは、学びや未来に対する関心を高めるための貴重な機会です。
このキャンパスツアーでは、近畿大学の歴史や学びの環境を子どもたちに理解してもらい、直接的な体験を通じて将来の進路について考えるきっかけを提供します。参加するのは「高殿子ども食堂」や「あのねくらぶ」を利用する小中学生グループで、近畿大学の学生も一緒に学び、交流します。学生たちの目的は、子どもたちが大学生活を身近に感じ、将来への夢を抱くきっかけを作ることです。
イベントは、国際学部の学生が作成したオリジナルのキャンパスマップを片手に、楽しいアクティビティを通じて行われます。例えば、英語を使ったゲームやアカデミックシアターの見学、各学部の教室を巡るプログラムが含まれています。これにより、子どもたちは学びを楽しく体験しながら、自らの未来について考える時間を持つことができます。早速、学生たちの手伝いやアイデアを取り入れたプロジェクトとして企画されたこのイベントは、地域の子どもたちにとって、貴重な経験になることは間違いありません。
桑名ゼミは、国際ボランティアや社会貢献をテーマにしており、2014年から地域の活動に参加してきました。子ども食堂を利用する子どもたちの多くは、大学進学を具体的にイメージできていないという現実が浮き彫りになり、彼らに実際に大学の雰囲気を味わってもらうことで、将来への意欲を高めたいという思いから、このキャンパスツアーが生まれたのです。
桑名ゼミでは、地域との関わりを大切にし、学生たちが社会課題を主体的に捉えての実践を通じて、社会的責任感や市民意識を育むことを目指しています。今年度の活動の一環として、国際ソロプチミスト大阪の助成を受け、参加者には交通費が支給されるなど、全員がリラックスして参加できる環境が整えられています。
このキャンパスツアーに参加する子どもたちは、無料で大学を楽しむことができ、特にも家庭の経済的事情から外出機会が限られている子どもたちにとっては、大変意義のある体験となるでしょう。桑名ゼミの近藤柊太朗さん(国際学部国際学科4年生)は、「子どもたちが自分の夢や興味に出会うきっかけを少しでも増やしたいと考えている」と話しています。彼は、子ども食堂とのつながりを深め、学生としてできる活動を積み重ねていく決意を表明しています。
この取り組みが進むことで、ますます多くの学生と地域の子どもたちがつながり、お互いに成長し合う場が広がることを期待しましょう。また、今後もこのような社会貢献の活動が続けられることで、地域における教育のあり方や、子どもたちの将来に対する視野が一層広がることに期待が寄せられています。子どもたちが自らの未来について真剣に考える姿が見られることを願いつつ、近畿大学の桑名ゼミの活動に注目が集まることでしょう。
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学校法人近畿大学
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