BIPROGY、働く女性のためのデジタルサードプレイス「marbleMe」を活用した実証実験を開始
BIPROGY株式会社は、働く女性のためのデジタルコミュニティ「marbleMe(マーブルミー)」を利用して、ウェルビーイング向上を図る実証実験を2024年8月から9月にかけて実施します。このプロジェクトは、慶應義塾大学の前野隆司教授の監修のもと、実施されることが決定しました。
marbleMeとは?
「marbleMe」は、働く女性が直面する健康課題やライフプランの悩みを解決するためのサービスです。このプラットフォームでは、ユーザーが「対話」を通じて自己認識を深め、周囲とのつながりを持つことができるため、心の健康やメンタルバランスの向上に寄与しています。2023年10月にサービスを開始して以来、多くの女性から「前向きな気持ちになれた」といった声が上がっています。
実証実験の目的
本実証実験では、「marbleMe」を利用することで実際にウェルビーイングの向上が実現されるかどうかを検証します。具体的には、ウェルビーイング指標に基づくアンケートを通じて、サービス利用前後の効果を測定し、どのような行動や機能がウェルビーイングに寄与しているのかを明らかにする予定です。
実施内容と方法
この実証実験は、約100名の働く女性を対象に実施します。これらの利用者は「marbleMe」のサービスを初めて利用する方々で、実験の中でウェルビーイングに関する指標を測定します。
具体的には、以下の内容が実施されます:
- - ウェルビーイング指標の測定(幸せの4因子アンケート)
- - サービス利用による指標の変化を分析
- - コミュニティ利用の活動量(イベント参加、ルーム投稿数など)とウェルビーイング指標との関連性を探る
このプロジェクトにおいてBIPROGYは、測定した指標の結果を分析し、前野教授は実証設計や結果分析に関する助言を行います。これにより、実証実験を通じて得られたデータをもとに、新たな知見を得ることが期待されています。
未来への展望
実証実験の結果に基づき、BIPROGYは「marbleMe」を通じたサービス向上を目指します。また、プラットフォームに蓄積されたデータを活用し、働く女性が追求するウェルビーイング向上に関連する具体的な行動や機能を特定し、さらに効果的な支援を行う方針です。
デジタルコモンズの理念
BIPROGYは、marbleMe内のコミュニティを通じて持続可能な社会の実現を目指しています。「デジタルコモンズ」として、社会に存在する資源を共有することにより、社会課題を解決していくコミュニティを構築していくのです。
marbleMeの主な機能
- - 自己対話機能:体調や日々の変化を自己認識するための記録機能。
- - 利用者同士の対話:共通の悩みを持つ人同士のコミュニケーションを促進するツール。
- - 専門家との対話:多様な専門分野の知識をリアルタイムで得ることができる仕組み。
このような取り組みを通じて、BIPROGYは働く女性が自分のウェルビーイングを向上させる手段を提供し、より豊かな生活を実現できることを目指しています。詳細な計画は、サービスの進展に合わせて随時公開される予定です。