スカイコムが新たにリリースしたLinux対応PDF開発キット
株式会社スカイコムが、Linux環境向けのPDF開発キット「SkyPDF® Tools SDK IV for Linux」をマイナーバージョンアップし、2025年11月28日から販売を開始することを発表しました。この新たなSDKは、Linuxのシステムやアプリケーションに組み込むことで、PDFドキュメントの生成や編集、変換を簡便に行うことができます。
PDF技術の進化
スカイコムが提供してきたPDF技術は、長年にわたる開発の結果として、信頼性と利便性が両立しています。新バージョンのSkyPDF® Tools SDKは、特にリモート署名機能が強化され、電子署名サービスを統合することでユーザーが電子証明書を個別に準備する必要がなくなります。この機能により、企業は安全かつ便利に電子署名を付与できるシステムを構築できるようになります。
リモート署名機能の詳細
新しいリモート署名機能は、ユーザー端末ではなくクラウド上の安全な環境で署名鍵を管理する仕組みです。これにより、署名処理はサーバー側で実行され、高度なセキュリティを保証しながら、ユーザーは自身の端末から簡単に署名操作を行えます。すでに、GMOグローバルサインやサイバートラストといった企業の電子署名サービスと連携が可能です。
新機能の紹介
PDFと画像の相互変換機能
新バージョンには、PDFと様々な画像フォーマット(BMP、GIF、PNG、マルチTIFF、SVGなど)との相互変換機能も追加されました。これにより、必要に応じてPDFを画像形式に変換したり、画像をPDFに生成したりできるようになります。
PDFのHTML変換機能
さらに、PDFをHTML形式に変換する機能も搭載されており、Webブラウザでの簡単な閲覧や表示が可能です。これにより、PDFの内容をオンラインで共有する際の利便性が向上します。
ページコントロール機能
また、ページの入れ替えや特定のページの抽出、ページ番号の挿入やラベル設定といったページ操作も可能になりました。これにより、PDF内のページを自在に操ることができるようになります。
テキスト操作機能
PDF内のテキストを検索し、削除や非表示設定を行うテキスト操作機能も強化されました。この機能を活用することで、不要な情報のマスキングや編集が容易になり、セキュリティ運用の面でも効果的です。
利便性の向上
これらの新機能は、開発者にとって大きな利便性をもたらし、PDFを利用した電子文書ソリューションの構築をサポートします。スカイコムは、企業のニーズに応え、安心して使える環境を提供することを目指しています。
会社情報
株式会社スカイコムは、1997年に設立された企業で、東京都千代田区に本社を置いています。スカイコムは、PDF技術をコアにしたソフトウェアを提供し、ペーパーレス化や業務改革を推進しています。国際的なPDF関連のベンダーとしても活動しており、官公庁や一般企業にも多くの実績を持つ評価の高い企業です。
まとめ
SkyPDF® Tools SDK IV for Linuxは、多機能なPDF開発キットとして、PDF生成から署名処理まで一貫した開発環境を提供します。スカイコムは、今後も技術の進化を追求し、顧客の期待に応える製品を提供していくことを宣言しています。