株式会社愛しとーとが優秀賞を受賞
株式会社愛しとーとは、福岡県那珂川市を拠点とする企業で、この度「ジャパン・レジリエンス・アワード2025」で優秀賞を獲得しました。この賞は、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催し、強靭な社会の実現に向けた企業や団体の取り組みを評価するものです。愛しとーとが受賞した理由は、災害時の人命救助に寄与する「Pedy(ぺディ)」という身元確認システムの革新性と社会貢献性にあります。
「Pedy」とは何か?
「Pedy」は、災害発生時に迅速かつ正確に身元確認を行うためのオンラインシステムです。これにより、避難所での生活における不安を軽減し、早期の復旧・復興を可能にします。特徴的なのは、災害現場においてネットワーク環境が整っていない状況でも機能する点です。具体的には、身元確認や問診が行え、必要に応じて薬の処方や物資の要請が実施できるようになります。
また、平常時でも活用できるため、情報の共有を効率的に行うことができ、機能性の向上やセキュリティ強化、意思決定の迅速化にも寄与します。これによりさまざまな課題解決に貢献することが期待されています。株式会社愛しとーとは、今後も「Pedy」の開発と普及を進め、安全で安心な社会の実現に向けて取り組んでいく方針です。
ジャパン・レジリエンス・アワードの意義
ジャパン・レジリエンス・アワードは、公共安全や地域強靭化に資する技術や活動を評価するために設立されました。対象となる取り組みは、災害や減災に関する活動、国土強靭化に寄与する技術開発、および地域社会に貢献する教育・啓発活動などです。評価基準としては、レジリエンス性、公共性、持続性、波及性、独創性、実効性といった項目が重視されます。
愛しとーとの「Pedy」は、これらの基準を満たす先進的かつ社会に貢献する取り組みとして、評価を受けました。代表の岩本初恵氏は、今回の受賞を機にさらに広く「Pedy」の普及を推進し、全国の地域社会に貢献する意向を示しています。
今後の展望
株式会社愛しとーとは、「Pedy」の開発を今後も継続し、災害時の安全性向上を追求していきます。強靭化社会の実現にむけて、さらに多くの企業や団体との連携を図り、社会全体の防災意識を高める活動を展開していくでしょう。私たち一人ひとりが、こうした新たな取り組みに注目し、理解を深めることが、より安全な未来を築く鍵となります。
企業情報
- - 法人名: 株式会社愛しとーと
- - 所在地: 福岡県那珂川市
- - 代表者: 岩本初恵
- - ホームページ: 愛しとーと公式サイト
- - 協議会情報: 一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会