エイベックス主催の高校ダンス部日本一を決定する大会「avex presents DANCE CLUB CHAMPIONSHIP 第12回全国高等学校ダンス部選手権(以下、DCC)」の関西地方大会が、7月6日に兵庫県神戸市の神戸文化ホールで開催されました。
激戦を制したのは、関西学院高等部でした。同校は、審査基準である「表現力」「技術力」「独創性」の3項目において高い評価を受け、80点(※)を獲得し、見事優勝を果たしました。
関西学院高等部のダンス部のテーマは「唄鱗(セイレーン)」。ギリシャ神話に登場する、魅惑の歌声を持つ怪物セイレーンの運命を、ダンスで表現しました。審査員からは、「完成度がほぼパーフェクト」との高い評価を得ており、そのパフォーマンスは観客を魅了しました。
同校の部員は、「全国に行けないかもしれないという悔しい気持ちもあって、どうやってこの作品を踊りで伝えられるかと前日まですごく悩んでいました。このような素敵なDCCという大会で大きな賞を頂けて、本当にありがとうございました。」と喜びを語りました。
関西学院高等部とともに、決勝大会への切符を手にしたのは、大阪府立久米田高等学校と大阪産業大学附属高等学校の2校です。
大阪府立久米田高等学校は、岡本太郎氏の作品「太陽の塔」をテーマにした力強いダンスを披露し、審査員からは「こんなすごいチームはなかなかいないのではと思った。」と絶賛されました。
大阪産業大学附属高等学校は、「人為(いつわり)」をテーマに、繊細で美しく、かつ力強いダンスを披露しました。審査員からは「やりすぎない美学。構成やダンスにセンスを感じました。」との評価を受けました。
決勝大会は、7月14日に行われるオンライン予選を経て、全37チームが決定予定です。
高校ダンス部日本一の座をかけた戦いは、ますます熱を帯びていくことでしょう。今後の展開に期待しましょう。
(※)優勝と準優勝チームは同点でしたが、表現力の点数が高かった関西学院高等部が優勝となりました。