NECが社内ポータル「One NEC.com」にWOVNを導入
日本電気株式会社(NEC)が、社内ポータルサイト「One NEC.com」にウェブサイトの多言語化ソリューション「WOVN.io」を導入しました。この取り組みにより、英語版のサイトが公開され、国内外の従業員が言語の壁を越えて情報を共有できる環境が整えられました。グローバル企業として、更なるコミュニケーションの強化を目指しています。
NECの国際展開と社員情報発信基盤の重要性
NECは、約10.5万人の従業員を持ち、50以上の国と地域で展開しています。特に、国内には外国籍の社員も多く在籍しています。そのため、従業員が平等に情報を得られる環境を整えることが不可欠となっています。「One NEC.com」は、2020年に設立され、グループ内の情報を一元化するためのプラットフォームです。経営方針や社員の情報など、多岐にわたるコンテンツが日々更新されていますが、言語対応に課題を抱える時期もありました。
言語対応の課題とは
「One NEC.com」におけるコンテンツの言語対応は、情報発信者自身に頼られていたため、多くの情報が日本語のみで掲載され、英語に対応するのが遅れることがありました。これにより、外国籍社員が情報を迅速に得ることが困難でした。この状況を解決するために、WOVN.ioが選ばれました。
WOVN.ioの特徴
WOVN.ioは、タイムリーかつスピーディな多言語対応を可能にするための信頼性の高いソリューションです。主に以下の3点が評価されました。
1.
ローコードによる迅速な多言語対応
WOVN.ioは、NECが使用しているコンテンツ管理システム(CMS)であるDrupalに簡単に導入でき、日々新たに発信される40件以上の情報に対しても迅速に多言語対応を実施できます。
2.
簡易な翻訳修正が可能な操作性
「ライブエディター」機能を通じて、リアルタイムで翻訳修正を行うことができます。また、「用語集」機能を利用すれば、特定の単語やフレーズの翻訳品質も保証されます。
3.
豊富な導入実績
WOVNは、これまでに18,000を超えるウェブサイトに導入実績があり、多くの大手企業からも高い評価を得ています。導入後にもサポート体制が整っており、さらなる要件が発生した場合でも柔軟に対応できます。
今後の発展と期待
WOVN.ioの導入により、NECはまず英語を通じて、社内の情報格差を解消し、より効果的なコミュニケーション基盤を構築することに成功しました。今後も、国内外の従業員からのフィードバックを受けつつ、「One NEC.com」の改善と強化に取り組む姿勢を維持していく方針です。
さらに、WOVNは企業のインターナルコミュニケーションを活性化させるための多言語対応を、引き続き支援していくことを謳っています。
WOVN.ioについて
WOVN.ioは、世界中の人々が母国語でデータにアクセスできる環境を提供することを目指している多言語化ソリューションです。これを利用することにより、大手企業を中心に多くのウェブサイトが45言語まで対応可能となっています。
公式サイト:
WOVN.io