住友ベークライト、先端半導体技術の研究成果を発表
住友ベークライト株式会社は、2026年5月26日から29日にかけて米国フロリダ州オーランドで開催される世界最大級の国際学会「IEEE 76th Electronic Components and Technology Conference(ECTC 2026)」に参加します。当社は、大学や共同研究企業との連携を通じて、進化するAI半導体を含む次世代半導体実装およびパッケージ技術に関する3件の重要な研究成果を発表予定です。
半導体技術の進化と住友ベークライトの役割
最近のAI半導体の急速な普及により、半導体パッケージの性能、信頼性、密度がさらに高まることが求められています。住友ベークライトは、このニーズに応えるべく、外部パートナーとの協力を強化し、次世代半導体向けの新しい材料や技術の開発を加速しています。ECTC 2026では、特に注目される3つの研究成果が発表される予定です。
1. ガラスパッケージ向けの低誘電性再配線材料
ジョージア工科大学との共同研究によって開発されたこの新しい材料は、低硬化収縮性、低温硬化性、低誘電特性を兼ね備えています。この液状感光性材料を使用することで、ガラス基板上に高密度の銅再配線層が形成でき、多層配線の初の実証に成功しました。この研究成果は、次世代のガラスパッケージ技術として大きな期待が寄せられています。
2. 光電融合型RDLインターポーザ技術
東北大学との共同研究に基づくこの技術は、多機能光硬化性ポリマーを使用して光学RDLインターポーザを統合する新しい方法を提案しています。ポリマー導波路やハイブリッド接合に関する技術的証明も行われ、今後の応用が楽しみです。この技術は、AIを活用した次世代の半導体パッケージングにおいて、特に重要な役割を果たすでしょう。
3. 車載向け高熱伝導封止材料の開発
SPILおよびMediaTekとの共同研究により、樹脂設計とフィラー配合を最適化したことで、高い熱伝導性と信頼性をビークル用半導体向けに実現した封止材料が開発されました。この技術は、高密度車載パッケージの信頼性向上に貢献し、多くの車載アプリケーションでの適用が見込まれています。
住友ベークライトの未来への展望
住友ベークライトは、プラスチック材料の可能性を探求し、多様な価値創造を通じて環境や社会への貢献を目指しています。今後も新しい先端材料技術の開発を進め、グローバル市場でのプレゼンスを高め、次世代半導体の進化に寄与していく方針です。これらの研究成果の発表を通じて、業界内外からの期待も高まっています。
ECTC 2026開催概要
- - 名称: IEEE 76th Electronic Components and Technology Conference(ECTC 2026)
- - 会期: 2026年5月26日(火)~5月29日(金)
- - 会場: JW Marriott & The Ritz-Carlton Grande Lakes(米国フロリダ州オーランド)
- - Webサイト: ECTC公式サイト
住友ベークライト株式会社へのお問い合わせは、情報通信材料営業本部(TEL: 03-5462-4015)または
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