未来都市を目指す取り組みの重要性
近年、急速に進化する情報通信技術は、私たちの生活や都市環境に大きな変革をもたらしています。その中でも、AIoT(人工知能とモノのインターネット)やXR(拡張現実)の技術が、未来都市の実現に向けたカギとなることが期待されています。これまでの技術的な進歩に加え、社会要請としてのサステイナビリティやレジリエンスの重要性が増す今日、これらの技術の活用は一層求められています。
シンポジウムの概要
2025年4月23日(水)、慶應義塾大学大阪キャンパスで『AIoT/XRで挑む未来都市リアリティ - 人々の動きを"捉え"て"促す"』というテーマでシンポジウムが開催されます。このイベントでは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のSFVプロジェクト、さらには慶應義塾大学大越グループによる研究成果が発表されます。具体的には、【1】人々が望む未来都市の共有、【2】その実現に必要な施策の導出、【3】IT・AI技術を活用した施策の実施とフィードバックループの構築が議論される予定です。
プログラム内容
シンポジウムには、技術や社会学の専門家たちが多数参加し、各自の知見をもとに講演やパネルディスカッションが行われます。プログラムは以下の通りです。
- - 13:00 開会挨拶
- - 13:05 招待講演: 名古屋大学の米澤准教授による「Internet of Realities」
- - 13:45 招待講演: 株式会社社会システム総合研究所の望月主任研究員による「災害レジリエンス」
- - 14:25 SFVプロジェクトの概要紹介
- - 15:40 講演: 横須賀市を事例にした人流マネージメント
- - 16:10 京都大学の広井准教授による「実現したい未来の明確化」
- - 16:40 パネルディスカッション
- - 17:45 閉会挨拶
参加方法
シンポジウムは先着順で100名まで参加可能で、参加費は無料です。参加を希望する方は、Webサイトから事前申し込みを行う必要があります。申込締切は2025年4月18日(金)です。詳しい情報や申し込みについては、公式ウェブサイト
SFVプロジェクト公式サイトを参照してください。
SFVプロジェクトについて
SFV(ShonanFutureVerse)プロジェクトは、超解像度バックキャスティングCPS基盤をもとにした研究開発事業で、NICTからの委託を受けています。参加機関には、東日本電信電話株式会社、学校法人慶應義塾、国立大学法人京都大学などが名を連ね、各研究者たちが連携を図りながら進めています。このプロジェクトの目的は、未来の都市像を描くことで、その実現に向けた具体的な施策を導出し、持続可能で住みやすい都市づくりを促進することです。
おわりに
AIoTやXR技術による未来都市の研究は、私たちの生活に直結する重要なテーマです。技術の進歩だけでなく、それをどのように応用し、実現していくかが重要なカギになります。シンポジウムを通じて、多くの専門家たちが互いの知見を交換し、未来に向けた可能性を広げる重要な一歩になることを期待します。