愛媛県松山市に本社を置く愛媛新聞社は、2023年より再度の「愛媛新聞アクセラレータープログラム2025 Second」を行うことを発表しました。このプログラムは、Creww株式会社が提供するオープンイノベーション支援プラットフォーム「Creww Growth」を活用し、スタートアップとの協力を目指すものです。昨年に引き続き、今年もこのプログラムが再起動し、地域の発展と新聞社の革新を促進することが期待されています。
愛媛新聞社は、創立150周年を迎えたことを機に、県民のニーズに応えるメディアとして持続可能な事業を模索しています。その一環として、新しいビジネス案やアイデアを広く募集し、特にデジタル領域での収益化を図るためのアイデアが求められています。具体的には「愛媛新聞ID」の会員数を増加させ、「愛媛新聞ONLINEデジタルプラン」や「愛媛新聞電子版」の有料プランへの誘導も重要な目標とされています。
また、プログラムでは斬新なアイデアも歓迎されおり、科研グループによる概念実証(PoC)を年度内に1~2件実施する目標があります。アイデアの応募締切は8月11日で、多くの応募が見込まれています。
2025年度には、昨年寄せられた37社39件の応募の中から1件が採択され、現在協働で事業化を進めていることからも、このプログラムが地域のスタートアップ支援に寄与している事例が伺えます。
さらに、愛媛新聞社は2023年度に愛媛県主催の「えひめスタートアップ共創促進事業」にも参画しており、2社のスタートアップとの協業を実現しています。その詳細な取り組みは、Crewwのオウンドメディア「PORT」にも紹介されています。
今後も愛媛新聞社は「EHIME新事業ラボ」に参加を検討し、地域の未来を担う新たなビジネスモデルを模索し続ける意向を示しています。地域の活性化やメディアの革新に寄与するための取り組みが、今後どのように展開されるのか、期待が高まります。