新たなセキュリティ対策を目指す実証実験
阪急阪神不動産株式会社は、顔認証システムを活用した「共連れ検知アラート機能」の実証実験を、兵庫県西宮市にある賃貸マンション「ジオエント西宮北口」で2023年3月30日から約2か月間実施することを発表しました。この取り組みは、住民の安全性を高めることを目的としています。
実証実験の目的と仕組み
実証実験では、居住者がエントランスのオートロックを解施する際に、登録されていない人物が同伴する場合にすぐに検知できるシステムが導入されます。具体的には、エントランスに設置されたカメラが来訪者の顔をリアルタイムで検出し、データベースと照合を行います。もしも登録外の人物が一緒に入館しようとすると、システムが直ちにアラートを発し、居住者に注意喚起を促します。
このシステムにより、住民は知らない人が後ろについている場合に、先に入ることを避けたり、エレベーター内で緊急ボタンを押すための備えをすることが可能です。また、実験の記録はサーバーに保存され、後日分析に役立てられます。
安全性の向上へ向けた取り組み
阪急阪神不動産では、この実証実験を通じて共連れ抑止に対する効果を検証し、マンションの安全性向上に向けた新たな施策を策定していく予定です。さらに、管理会社や警備会社との連携を強化し、同様のシステムを今後展開予定のマンションにも適用する方向で考えています。
システムの特徴
この「共連れ検知アラート機能」というシステムは、株式会社シブタニと共同開発されています。以下にその主な機能を紹介します。
- - リアルタイム検知: エントランスのカメラが来訪者の顔を検出し、瞬時にデータベースと照合を行います。
- - アラート機能: 登録外の人物が居住者と一緒に入館しようとした場合、即座にエントランスにアラートを発信し、居住者に共連れの存在に気づかせます。アラートのメッセージは「来訪者の方はインターホンから訪問先へご連絡ください」とし、必要に応じて変更可能です。
- - 記録保存: 認証履歴や共連れ検知に関する情報は、サーバーで一定期間保管され、後からの分析や改善に活用できます。
安全で快適な住環境の実現に向けて
この実証実験は、都市部における安全な住環境の確保に向けた新たな取り組みの一環とされています。阪急阪神不動産は、今回の実験結果をもとにさらなる研究を進めていく考えを示しています。
住民が安心して暮らせる環境を実現するためには、技術の導入と共に地域社会全体でのセキュリティ意識向上が欠かせません。今後、このような取り組みが全国に広がり、安全な街づくりに貢献することを期待しています。