YAMAGUCHI-BEN BOXの新たな挑戦
山口県の観光土産に新しい風が吹き込む。株式会社楽喜が発表した「YAMAGUCHI-BEN BOX」では、山口の方言文化をテーマに、観光の新たな形として注目を集めています。7月17日から開始されるTVCMにより、この製品をより広く知ってもらうことを目指します。
コンテンツ型土産の魅力
一般的な観光土産は地元の名産や特産品を素材としているケースが多いですが、YAMAGUCHI-BEN BOXでは「コンテンツ型土産」という新しい視点を取り入れています。これは、ただの物理的な商品ではなく、その内容を楽しむことができるという面が強調されています。
地元の支持を背に
楽喜の代表・吉田龍司氏は「観光客だけでなく、地元の人にも愛される商品を作りたい」という強い想いからYAMAGUCHI-BEN BOXを開発しました。この商品が、山口県の魅力を再発見するきっかけになればとの願いも込められています。
TVCMの目的と経緯
TVCMを通じてのプロモーションは、以下の4つの目的があります。まず一つ目は、地元の人が愛する製品としての認知を促進すること。さらに、観光客向けではなく、地元の文化に共感する話題性を持たせることです。
三つ目は、視聴者が「見たことがある」と感じることで購買意欲を喚起することです。そして最後に、手土産としての価値を高め、県外への広がりを目指しています。
吉田氏は、当初は主にSNSによる告知を考えていたものの、それだけでは十分ではないと感じ、さらなるリーチを求めてTVCMを採用したとのこと。SNSを活用しつつも、オールドメディアの強みを生かす選択をした背景には、伝えるべき内容の重要性があります。
地方創生への貢献
近年、山口県の人口は減少しており、観光客数の減少も課題とされています。この中で、地域の魅力を再構築し価値を見いだすことが求められています。YAMAGUCHI-BEN BOXは、この新しい試みに挑むことで、山口県の情報発信に貢献しようとしています。
吉田氏は、「この商品を通じて、人々が笑顔になり、山口をより身近に感じられるきっかけになればと思っています」と語ります。観光土産でありながら、情報と楽しさを提供するYAMAGUCHI-BEN BOXの挑戦は、いかに成功するのか、今後の展開に期待が寄せられます。
製品詳細
YAMAGUCHI-BEN BOXは、12枚入りで税抜価格は900円。2025年5月からの販売が予定されています。山口県内の土産店や公式サイトからの購入が可能です。さらに、地元経済の活性化にも一役買うこの商品が、県外の人々にどのように受け入れられるかも注目です。
まとめ
新しい土産の形、YAMAGUCHI-BEN BOXの登場は、山口県の方言文化を背景にした魅力的な商品です。TVCMの放送を通じて、より多くの人々に山口の魅力が伝わることを期待したいです。