業務提携の新展開
2023-01-18 13:08:42

カナフレックスと大成ロテック、インフラ更新に向けた業務提携を発表

カナフレックスコーポレーションと大成ロテックが協力



2023年、カナフレックスコーポレーションと大成ロテック株式会社の業務提携が発表されました。この提携は、日本のインフラ老朽化問題に立ち向かうための重要な一歩として位置付けられています。

業務提携の背景



日本のインフラは、主に高度成長期に建設されたものが多く、現在多くが老朽化して深刻な社会問題となっています。2023年以降、建設後50年以上が経過するインフラ施設の割合が増加すると予想されており、その対策が急務となっています。このような状況を受けて、カナフレックスコーポレーションは、スピーディーかつ低コストでのインフラ更新を目指し、新しい技術や材料の開発を進めてきました。

特に、同社が開発した繊維補強軽量セラミックス材『カナクリート(Kanacrete™)』は、通常のコンクリートに比べて軽量でありながら、約3倍の曲げ強度を誇っています。これにより、新たな建設資材として各種の土木建設に貢献してきました。

このたびの業務提携は、カナクリートの技術を活かしながら、大成ロテックが持つ舗装技術と組み合わせることで、インフラの更新に向けた新たなソリューションを提供しようとする試みです。

大成ロテック株式会社の役割



大成ロテックは1961年に設立され、道路舗装や景観舗装、さらには宅地造成工事など、様々なインフラ整備を行ってきた企業です。半世紀にわたり「人に優しい道づくり」をモットーに、環境に配慮した技術の研鑽に尽力してきました。

この会社の舗装技術は特に評価されており、高速道路や一般道路、さらには港湾や空港などの重要な社会基盤の整備にも対応しています。加えて、大成ロテックは住環境を整えるための宅地造成工事や管路工事を行い、災害に強い町づくりを推進しています。

今後の展望



この業務提携によって、カナフレックスと大成ロテックは共同で製品の研究、開発、設計、試作、商品化を進めることを発表しています。これにより、より良い製品を迅速に市場に提供することが目指されます。

特に、インフラの老朽化に直面している現在、両社の共同努力による新しい技術の導入が期待されています。カナフレックスの『カナクリート』を用いた製品群は、すでに道路橋床版や電線共同溝特殊部など、多岐にわたる用途での使用が進んでいます。

おわりに



カナフレックスコーポレーションと大成ロテックの提携は、インフラ老朽化に伴う社会課題への解決策を提供すると期待されており、今後の進展に注目が集まります。両社の技術力と専門性を融合させた新たな価値を生み出すことで、日本の未来のインフラ維持に寄与することが求められています。

会社情報

会社名
カナフレックスコーポレーション株式会社
住所
大阪府大阪市北区天満橋1-8-30OAPタワー17F
電話番号
06-6881-0767

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