新卒採用における志望度を高めるための採用担当者の役割
株式会社ジェイックが運営する新卒スカウトサイト「Future Finder®」は、2027年卒業予定の学生を対象に、「志望度が上がる、採用担当者の関わり方」に関する調査を実施しました。調査の結果は、学生がどのように採用担当者とのコミュニケーションに影響を受けるかを明らかにしています。この調査は116名の学生を対象に、2025年7月から12月までの間に実施されました。
志望度が上がる連絡頻度とは?
選考期間中に採用担当者からの連絡がどの程度行われると志望度が向上するのか、という問いに対する回答が興味深い結果を示しています。データによると、「1週間に1回以上の連絡」という選択肢に対して、合わせて4割以上の学生が賛同したことが分かりました。
具体的には、1週間に1回程度の連絡が31.9%、選考結果の連絡だけで満足という意見が25.9%と続き、週1回以上の連絡が志望度を高めることに寄与していることが示されています。このことから、学生は採用担当者からの定期的なコミュニケーションを望んでいることが浮き彫りになりました。
好感度を上げる関わり方
また、調査において、学生が好感を持つ採用担当者の関わり方についても尋ねました。その結果、自分の将来のキャリアについて一緒に考えてくれる姿勢が60.3%の学生に好まれていることが明らかになりました。たとえば、就職活動全般の悩みや相談に応じてくれる姿勢や、自分の強みを褒めてくれるような関わりが学生の信頼を得る要素となるようです。
学生の意見を集約すると、採用担当者に対して「真摯な姿勢」で向き合うことが特に重要であることが浮かび上がります。採用担当者とのつながりが、学生に対して企業の魅力をアピールする重要な機会であることを意味しています。
エピソードによる実感
具体的なエピソードからも、その効果が伺える興味深い事例がいくつか寄せられました。ある学生は、面接時に自分の将来のキャリアについて具体的に質問され、良いフィードバックだけでなく悪いフィードバックも真摯に伝えられたことに好感を持ったと述べています。また、他の学生からは、カジュアル面談で強みを理解した上でフィードバックをもらったエピソードもあり、これが志望度を大きく引き上げる要因となっていたとのこと。
採用担当者としての最適な対応とは
調査の結果を受けて、Future Finder®メディア事業部長の佐藤氏は、近年の新卒採用の変化や学生のニーズに応じた新しい採用担当者の役割を強調しています。売り手市場が続く中、学生との接点を長期にわたって維持するためには、単なる選考情報の提供にとどまらず、学生の将来を共に考える「メンター」としての姿勢が求められています。
具体的には、企業の短所も含めた誠実なフィードバックを通じて、学生に信頼と安心を与えることが重要です。これにより、学生が「この企業は自分を大切にしてくれている」という認識を持つことができれば、志望度の向上だけでなく、入社後の定着にもつながる可能性が高まります。
まとめ
今回の調査を通じて、志望度が上がるためには採用担当者との密接な関わりと、相手の価値観を尊重した誠実な対応が不可欠であることが確認できました。採用担当者には、今後ますます高まる学生とのコミュニケーションの質を向上させることが、企業の魅力を引き出す鍵となるでしょう。
こちらの調査は、新卒採用の現場において実践的な情報を提供し、学生と企業の間の理解を深めるために役立つでしょう。