介護DXで現場改善
2025-11-11 13:51:22

最中屋、介護DXを通じた現場改善プロジェクトに参加

最中屋、介護DXを利用した現場改善プロジェクトに参画



株式会社最中屋(京都市中京区)が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が推進する「介護DXを利用した抜本的現場改善事業」に参加し、画期的な在宅介護のモデルを構築することを発表しました。本プロジェクトは主に株式会社ケアモンスター(石川県)のもとで展開され、在宅介護の質の向上や業務負担の軽減を図ります。

プロジェクトの背景



現代の在宅介護業界は、多忙な現場や深刻な人材不足に直面しています。特に、関係者間での情報伝達がリアルタイムに行われないことで、現場の混乱や業務効率の悪化を引き起こしています。また、電話やFAX、紙媒体による連絡手法が依然として多いため、介護職員は本来のケアに集中できない状況です。このプロジェクトでは、デジタル技術を駆使して情報の「分断」を解消し、質の高い在宅ケアを実現することを目指しています。

新しい在宅介護モデルの開発



最中屋とケアモンスターは、以下の3つの要素に基づいた新しい在宅介護モデルを開発します。

1. 見守りシステムの連携
対象者の睡眠、心拍、呼吸などを継続的にモニタリングし、異常を早期に検知します。これにより、緊急事態を未然に防ぎ、適時に質の高いケアが提供可能となります。

2. データ分析プラットフォーム「ミエルト for Home Care」
介護記録や見守りデータを集約し、多職種や家族間で迅速に情報を共有します。このシステムにより、利用者の状態変化を早期に察知し、適切な介護プランを提案します。

3. タイムスタディアプリ「ハカルト」
業務にかかる時間の測定と可視化を行います。これにより、時間管理が徹底され、業務の効率化が図られます。

今後の展望と実証事業の体制



本事業においては、ケアモンスターが中心となり、最中屋とウイングアーク1st株式会社(東京都港区)が協力し、全国の介護事業所の支援を受けつつ実証実験を行います。ケアモンスターはプロジェクトの全体統括及び現場導入を進め、最中屋が技術開発を担います。実験を通じ、業務効率がどの程度向上しているかを評価し、成果を全国の在宅介護事業者に展開していく予定です。

この取り組みを通じて、在宅介護の質が向上し、持続可能な介護システムの実現が期待されています。質の高い介護が求められる中、最中屋の存在は今後ますます重要となるでしょう。


画像1

会社情報

会社名
株式会社 最中屋
住所
京都府京都市中京区壬生桧町6番地STハウス2F
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。