持続可能な林業と地域経済を支える次世代事業開発プログラム

SUSTAINABLE FOREST ACTION 2020 募集開始のお知らせ

次世代型サスティナビリティ事業開発プログラム『SUSTAINABLE FOREST ACTION 2020』の募集が始まりました。本プログラムは、前年度の「持続可能な森林づくりイノベーション創出事業」に続くもので、国内の林業と森林づくりの持続可能性を高めることを目指しています。

日本の森林と林業の現状

日本は国土の約70%が森林であり、その中でも40%を人工林が占めています。多くの人工林は戦後に植林されてから50～70年が経過し、伐採適齢期を迎えています。近年、全国的に人工林の伐採面積が増加する見込みであり、これは林業が地域経済を支える重要な産業であることが背景にあります。しかしながら、現在の林業は多くの課題に直面しており、「再造林放棄」が特に問題視されています。これは短期的には災害リスクを高め、長期的には林業の衰退や地域経済の悪化を招く恐れがあります。

プログラムの目的と目的

SPEROは、この「再造林放棄」の流れを打破し、林業を事業機会と捉えるために、本プログラムを具体化しました。異分野からの事業開発経験者と林業従事者をマッチングすることで、オープンイノベーションを促進し、自然と人間、産業が共存できる持続可能な関係を構築します。

プログラムの概要

『SUSTAINABLE FOREST ACTION 2020』では、募集期間を設けて林業人材と事業開発経験者をそれぞれ募集中です。参加者は約2ヶ月間のプログラムを通じ、アイデアを具体化し、事業プランの策定を行います。最終的にはデモデイでプレゼンテーションを行い、投資家や事業会社からの審査を経て、事業化の可能性を探ります。