約80%が実感!企業における非効率業務の実態
最近、BLP合同会社が実施したWebアンケートの結果が話題となっています。回答者500名のうち、およそ8割が自身の会社に非効率な業務が存在していると感じていることが明らかになりました。特に請求書や伝票処理、データ入力などの業務が非効率と感じられやすいという結果が得られています。
非効率業務の実態
1位:請求書や伝票などの処理、データ入力
この業務は22.45%の回答者から指摘されており、定型的で繰り返しの発生により、非効率が目立ちやすい分野です。入力ミスのリスクや確認作業の手間が多く、業務の自動化が急務であると考えられます。
2位:社内報告や日報などの書類作成
次いで、20.11%の回答者がこの書類作成業務を挙げています。内容が繰り返されることが多く、フォーマットに沿った作業は付加価値を感じにくい部分です。生成AIやテンプレート自動化の導入が期待されています。
3位:必要な資料や情報探し
19.18%がこの時間を指摘しており、情報が複数の場所で分散しているため、目的のデータを探すのに手間がかかることが問題です。ここでのナレッジマネジメントの強化やAIによる検索支援が効果的です。
人手不足の実態
次に、職場の人手不足についての結果も興味深いものです。「常に人手が足りない」と回答したのは、医療・福祉・介護業界が92.31%と最も高く、離職率や専門性から担い手確保が急務です。
製造業では86.59%、運輸・物流業界では85.71%が人手不足を実感しており、どちらも熟練労働者の高齢化と若年層の減少が背景にあります。
属人化の課題
業務が特定の人に依存する「属人化」についても調査が行われました。特に大企業ではこれが顕著で、1,001名以上の企業では92.81%が「存在する」と回答。情報共有が不十分なために、業務の細分化が逆に非効率を招いていると言えます。
AI活用への期待
一方で、AIの導入に対しては前向きな意見が多く見られました。「仕事が楽になりそう」との回答が35.14%を占め、AIによる業務負担軽減への期待が高まっています。特に定型業務へのAI導入は高いニーズがありますが、導入コストへの懸念も残るため、コストパフォーマンスを重要視した支援が待たれるところです。
総合的な考察
今回の調査結果から、「業務の属人化」と「人手不足」が深刻な状況である一方で、AI活用のポジティブな声も多数を占めており、効率化のための新たな道筋が見えてきました。企業は業務の標準化とAI導入を軸に、現場の問題解決に向けた取り組みを進めることが求められています。これからの企業は、業務の効率化と人手不足の問題を解決するために、しっかりとした戦略を持つことが必要です。
BLP合同会社の概要
- - 会社名:BLP合同会社
- - 業務内容:BPaaS(Business Process as a Service)事業、バックオフィスコンサルティング、業務標準化コンサルティング
- - 所在地:東京都新宿区
- - 代表社員:井上 祐貴
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