QO株式会社、京都の高校生にデータサイエンスについての講義を実施

QO株式会社、次世代向けデータサイエンス講義を実施

2023年、QO株式会社は「みのり」の活動の一環として、京都府立嵯峨野高校にてデータサイエンスに関する特別講義を行いました。この講義は、約300名の高校1年生を対象に作られたもので、データ分析の必要性が増す中で、実践的な学びを提供することを目的としています。

公教育におけるデータサイエンスの重要性

2022年度に施行された新しい学習指導要領により、高校のカリキュラムには新たに「情報」の科目が導入されました。また、「数学」でも「統計的な推測」が必修化され、データサイエンスの学習が特に重視されています。こうした背景から、嵯峨野高校の教員も、データサイエンスに関する授業を行いつつ、実際のデータの活用方法に対する理解が不足しているのではないかと感じ、企業と連携する講義の実施が求められていました。

QOの講義内容と生徒の変化

QOが実施した講義は、データサイエンスの概要を理解するところから始まり、その後に実際のデータを用いた演習が行われました。演習では、生活者アンケートのデータを解析し、カフェチェーンの新商品企画に関するブレインストーミングを通じて、実践的なスキルを身につけました。

生徒たちは、講義前にはデータサイエンスに対して「難しい」「専門家のみが扱うもの」といった印象を持っていました。しかし、講義を通じて、普段の学びや生活との結びつきを感じ、データを活用することで思考力が向上したといったポジティブな反応が多く見られました。さらに、将来の働き方や仕事に対しても、前向きで柔軟な考えを持つようになったとの声が寄せられました。

未来の学びへの支援

QOは、今回の講義に続き、今後も探究学習支援プロジェクトを展開していく予定です。データサイエンスだけでなく、リサーチに関する講義も行う計画があり、学校のニーズに応じたサポートを続ける姿勢を強調しています。

この取り組みを通じて、生徒たちが将来にわたってデータサイエンスを活用できるスキルを身につけ、社会に貢献できることを願っています。今後の展開にも期待が寄せられています。