薬局DXサービス「つながる薬局」
株式会社ファーマシフトが新たに展開する薬局DXサービス「つながる薬局」は、最新のデジタル技術を駆使して、患者さんと薬局のつながりを強化します。特に注目すべきは、マイナンバーカードの健康保険証「マイナ保険証」を利用したオンライン服薬指導の導入です。この新しいサービスは、厚生労働省およびデジタル庁が整備した「マイナ在宅受付Web」との連携により、質の高い医療提供を可能にします。
マイナ保険証による医療情報提供
2025年12月以降、健康保険証の利用が原則禁止となり、医療機関や薬局はマイナ保険証による資格確認が義務付けられます。この流れに伴い、医療現場ではマイナ保険証への移行が進んでおり、対面での資格確認も拡がりを見せています。
この中で、オンライン服薬指導においては患者さんからの同意を取得することが難しく、必要な医療情報にスムーズにアクセスできないという問題がありました。そこで、今回の「つながる薬局」が解決策となります。患者さんは自宅から、簡単に健康保険証の情報を提供できるので、医療機関との連携がよりスムーズになります。
オンライン服薬指導のメリット
この新機能は、オンライン服薬指導時に「他医療機関・薬局のデータ」を参照することが可能です。患者さんがオンライン服薬指導の際に、スマートフォンを通じてマイナ保険証を選択し、marina在宅受付Webで同意することで、薬剤師は患者さんの病歴や処方内容を把握できます。
このプロセスにより、併用薬の確認や重複投薬の防止といった、安全かつ的確な服薬指導が実現します。具体的な利用の流れは以下の通りです:
1. オンライン服薬指導の予約時にマイナ保険証を選択。
2. マイナ在宅受付Webに遷移し、マイナンバーカードを用いて認証・情報提供の同意を行う。
3. オンライン服薬指導の予約を完了する。
4. 資格確認および同意取得が完了した状態で、LINEによる服薬指導を開始する。
「つながる薬局」のサービスの魅力
「つながる薬局」は、単なる薬局の利用にとどまらず、患者さんが持つ薬に関する悩みをLINEを通じて解決するサービスを提供します。病院で処方箋を受け取った後すぐに、薬局にその情報を送信できるため、待ち時間を削減し、感染対策も同時に行えるのです。さらに、薬剤師に対するチャットでの相談やオンライン服薬指導、薬の配送サービスなど、患者さんにとって非常に便利な機能を備えています。
このように、薬局や薬剤師にとっても、デジタル技術を利用した業務効率化が図られ、患者さんとのコミュニケーションが円滑になります。
会社情報
- - 会社名:株式会社ファーマシフト
- - 設立:2020年10月
- - 代表者:多湖 健太郎
- - 本社所在地:東京都港区虎ノ門1丁目1番18号 ヒューリック虎ノ門ビル8階
- - オフィス:東京都港区東新橋1丁目5番2号 汐留シティセンター5階 WORKSTYLING内
このような革新的なサービスは、今後の医療業界において重要な役割を果たすことでしょう。今後、「つながる薬局」の他の取り組みや新機能にも注目です。