墨田区京島にオープンする新しい宿泊拠点「1つの風景」

墨田区京島に新たにオープンするホステル『1つの風景』

東京都墨田区京島に、2025年9月1日に新たなホステル『1つの風景』がオープンします。この施設は、向島橘銀座商店街（通称キラキラ橘商店街）の中に位置し、地域の特性を活かしたまちづくりを進める一環として設立されます。このホステルは、単なる宿泊施設に留まらず、社会的な価値の創造を目指す取り組みの一部でもあります。

1. ホステルの考え方と背景

『1つの風景』は、『異なることが希望であり、違うことが可能性である』という概念のもとに生まれました。この施設では、障害を持つ方々が働きながら訪れる旅人たちと交流し、それぞれの経験が新たな可能性を広げることを目指しています。このように、宿泊施設は単なる滞在場所ではなく、人々の出会いや交流の場となり、さまざまな新しい風景が生まれることを期待しています。

2. 京島の魅力

京島は下町の文化が色濃く残るエリアで、入り組んだ路地や個性的な店、戦前からの長屋などが特徴です。地域の人情や温かいご近所づきあいがあり、そうした環境は多くの若者を引き寄せています。また、歴史と現代が混在するこの地域での生活は、地域独自の魅力を生み出しています。ホステルがある京島では、古いものと新しいものが共存しているため、訪れた人はユニークな体験ができるでしょう。

3. TACHIBANA TERMINALについて

『1つの風景』は、日常福祉合同会社によって運営される多機能複合拠点『TACHIBANA TERMINAL』の一部です。この施設は、福祉を起点に観光、町、文化をつなぐことをコンセプトとしており、1階には障害者の作業訓練や福祉の就労支援が行われます。2階には宿泊施設があり、旅人と地域住民の交流の場となるデジタル工作室やラウンジも設けられています。